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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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大飯原発再稼働③~再稼働決定と県知事コメント

 記者会見で野田首相は再稼働を認めた事についての佐藤雄平知事のコメントを伝える記事を直接目にしなかった。(間接的には、福島民報論説「【原発再稼働】福島から何を学んだ(6月12日)」の中で、「佐藤雄平知事も「何よりも住民や地域の安全・安心の確保を最優先にすべき」とコメントを出した。」というのは目にしている。)
 各報道によると、記者会見で首相が原発の必要性を国民に説明したこの内容は、背景として経済界や地元財政が回らないという危機感の中で、福井県の西川一誠知事に国が押し切られて言わせられたものらしい。

 このことにかかわる佐藤知事のコメントについて報じられたのを見るのは、16日NHK福島の「大飯原発運転再開に県内の声は」だ。
 大飯原発運転再開について、知事が県のエネルギー課を通じて文書で以下のコメントを出したとのことだ。
 「事故の検証さえ終わらず原子力安全規制体制も確立しない中で、国が原発の再稼働を決定したことは非常に残念だ。被災県としては一刻も早い事故の収束と県内の原発のすべての廃炉を引き続き求めていく」
 この報道が他と違うのは、運転再開に同意した福井県の判断については、コメントしなかった事にもふれていたことだ。

 その福井県知事の発言で気になっていることがある。
 福井県では県として安全対策を充分しているという自負を語った部分だ。福井県の地方紙「福井新聞」が、「『福井に安全神話ない』として、知事が、40年監視の努力訴えた(2012年4月15日)」という記事を見た。
 経産相が、「東京電力福島第1原発事故の教訓で最も重要な点は、「一定の規制水準を満たせば絶対安全であるとして、安全性向上の余地を認めることを避けてきた“安全神話”との決別」と述べた事に対して、以下のように述べたという。
 (福井県は)「事業者のどんなミスも見逃さないよう厳しく監視してきた」と説明し、「関西地域に放射能が放出する事故は一度も発生していない」。
 個人的には、充分「安全神話」に従っているようにみえるが、そうではないという主張のようだ。この時、福井県知事が意識しているのは、消費地の知事が反対している事のようだが、このことを福島県に当てはめると、福島県は県として安全対策を充分にしていなかったから、東京電力の原発が暴発したという論理になるのではないかと思うのだが、どうだろう。福島県としては聞き捨てならない内容とも思えるのだ。
 しかし、福島県は大人の対応に終始する。これは、事故前の福島県の態度と似ているからだろうか。
 関西の首長さん方も、福井県の判断については批判せず、口パクで言わせられた国の対応の内容に焦点を絞って批判しているようだ。これ等の状況も考えれば、福島県知事が、福井県の判断について批判出来ないのは、仲間意識が働いていると見るべきなのかもしれないとも思う。
 県知事という職責の立場をわきまえて、大局的な見方を遠慮しているということかもしれないとも思える。 
 まさか、確かに福島県は独自の判断を放棄していたなという反省をしているということではないと思うが、本当のところは分からない。
by shingen1948 | 2012-06-18 05:17 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)