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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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大河ドラマ「平清盛」視聴~第22話「勝利の代償」

 視聴率は、前回の10.2%よりは上がって11.0%とのこと。

 この回の「保元の乱」にかかわる「代償」としての話の一つは、その負け組の頼長と崇徳上皇の話。
 頼長は逃げ延びるうちに矢で重傷を負い、父である忠実の屋敷に救いを求めるが、受け入れられないこと。また、崇徳上皇もまたあてどもなく山に逃れる。
 そして、その二つめが、その勝ち組である源氏方と平氏方の「代償」の話。
 ドラマは、こちらに視点を当てて丁寧に描くようだ。為義と忠正の処分が決まるまでが今回で、その執行は次回に持ち越される。
 そのことによって浮かび上がるのが、それ等の処分に大きく関与する信西の姿だろうか。

 「謎とき平清盛」は、信西の経歴の要点を信西の権力への執着心とかかわる視点で確認できるようになっている。その概要を以下のように読み取った。

 豊かな学識を活用して行政に寄与する朝廷の「文臣」系譜から見ると、この藤原信西は異色らしい。一般的には、その系譜があって、朝廷の政治に参画して貢献を果たす過程で、上級貴族へ昇進していくということらしい。
 ところが、その視点からすると、彼は、常にハンディを背負っていたとのこと。
 系譜的には、代々儒官の家系だが、家格が低く官途はふるわない。というのは、繁栄するのは藤原北家とのことで、彼が生まれたのは藤原南家とのことだ。

 更に、7歳の時に父の急死で、裕福だった高階経敏の養子になるのだが、これが行政に関与するということでは、ハンディがおおきくなるという。
 彼は、勉学に励んで無比の学識を謳われるようになるのだが、その願いは、文臣としてしかるべき官職への就任と実家の復興だ。しかし、養子になったことで実家を継ぐ資格を失っていたというのだ。公家社会では、世襲と家格の作用が大きく、伝統と世襲の力の強さとのバランス感覚が働いていたとか。

 それが、鳥羽上皇に博識を高く評価されるようになり、藤原姓の復姓を許可され、小納言にも任命されるようになる。更に子息の俊憲には、文章博士・大学頭に就任するのに必要な資格入手の機会が与えられる。
 面白いと思うのは、この評価のことだ。
 小納言という立場は、役どころとしては中途半端なところがあるという。先にも触れたが、これがしきたり等のかかわりによる限界と見るようだ。それで、信西は家名の再興を次代に託して出家するのだが、その出家さえ最高権力者の側近くに位置する手段だという見方だ。

 今回は、その結果として実権を握った信西の姿が描かれたという視点でドラマを見てみた。最終的に、この信西は敗北することになるのが、分かるようで分からないところがあって、そこをドラマではどう展開させるのかが、楽しみの一つだ。

 第22話「勝利の代償」の要点を「エキサイトドラマ特集『大河ドラマ平清盛』」からお借りする。
 「勝利の代償」
 保元の乱がついに終結。頼長(山本耕史)は逃げ延びるうちに矢で重傷を負い、崇徳上皇(井浦新)もまたあてどもなく山に逃れる。頼長は父・忠実(國村隼)の屋敷に救いを求めるが、門がひらかれることはなく、ついに頼長は息絶える。一方、勝利した後白河(松田翔太)側の清盛(松山ケンイチ)と義朝(玉木宏)もまた、対立した叔父・忠正(豊原功補)と父・為義(小日向文世)の行方が分らぬまま、苦い思いを抱えてそれぞれの妻のもとへ帰る。数日後、清盛の命によって、さらに由良(田中麗奈)の指示によって、さまよっていた敗軍の忠正と為義は捉えられ、清盛と義朝のもとへ戻される。生き恥をさらすものかと抵抗する忠正だったが、清盛は、信西(阿部サダヲ)には自分から軽い罪で済むよう頼むから、今後も平氏のために力を尽くしてくれ、と頼む。しかし、数日後、信西から清盛と義朝に下された沙汰は、信じがたいものだった…

by shingen1948 | 2012-06-09 05:20 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)