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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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地域の人々が伝える祈る心~飯坂「念誉山満願寺」②

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 ここを、信達33観音12番札所と意識すれば、気になるのは観音堂を中心とした風景になる。
 それが、「地域の人々が伝える祈る心」の飯坂「塞耳庵」とのかかわりを意識すると、この地蔵と石塔群の風景の方が気になるようになる。

 今回の震災のためだろうか、幾つかの石塔群が倒れたままになっている。1年以上たってもその影響を引きずったままだが、石塔群が倒れる前の風景は、飯坂「塞耳庵」と似ていたと思う。
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 素人目には、倒れている石塔の方は、形状的にも飯坂「塞耳庵」のそれと似ているように思う。脇に、〇十八夜塔が見える。
 浄土宗寺院では、「十夜講」の念仏会が広く行われていると聞く。
 陰暦10月5日の夜から15日の朝まで10日10夜にわたる阿弥陀さまのお慈悲に感謝する法要で、10日10夜法要とも。この法会は、浄土宗で最も大切な経典の一つ「無量寿経」の巻下に、「この世において十日十夜の間善行を行うことは、仏の国で千年間善行をすることよりも尊い」と説かれていることによって、その教えを実践したものとか。そういう講との習合だろうか。

 立っている方の名号塔は、形状的には飯坂「塞耳庵」のそれとは違うのだが、気になるのは下方に花押らしきものが見えるような気がすることだ。脇に、文政5年(1822)女人講中が見える。

 この風景の後ろが、名号塔群になっている。
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 その中のこの名号塔は、先の名号塔と字体は違うのだが、気になるのは、下方に花押らしきものが見えるような気がすることだ。裏に年の部分が欠けているが、「5月6日弟子法全」が読める。

 ここを整備されていた方に、「御朱印かい。」と声を架けられた。
 名号塔の興味を伝えると、いろいろお話しいただいた。その中で、「飯坂「塞耳庵」」にかかわって「ゴアンの地蔵様」という言葉と、その庵のお世話の様子をお聞きすることができた。
 また、観音堂に安置される像の話では、阿弥陀仏座像が、この寺の御本尊でないかなぁという言い方をなされ、見てみるかいと誘われた。単なる散歩人としては、恐れ多いのでやめておきますとお断りした。
 こちらの予備知識としては、安置されるのは、中央に本尊厨子、十一面観音、法然上人像とのことと、その他の像が、「信達33札所観世音霊場」では地蔵とし、「信達33観音のみち(村井幸三著)」では、阿弥陀三尊( 阿弥陀如来を中尊とし、その左右に左脇侍の観音菩薩と、右脇侍の勢至菩薩を配する三尊 形式)で、厨子に阿弥陀仏座像とするという程度。
 なお、毎月24日は、この観音堂は開けておくとのこと、講のかかわりか、仏事との係わりかはわからない。
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 後ろは、庚申塔群で、100庚申塔という言い方を聞く。
by shingen1948 | 2012-05-25 12:36 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)