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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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2012桜の頃の風景~信夫山

 昨年は、この桜の頃の記憶が飛んでいる。どんな気候だったのかも分からない。気象台の記録を確認すると、開花日が4月12日で、満開日が4月15日だったらしい。
 今年の福島市の桜開花日は、4月16日で、満開日が、4月20日で、開花から満開日まで4日だったとのこと。昨年に比べると1週間弱遅いという感じということのようだ。

 何時もとの違いということでは、その一つが、この1年間のブランクがあって、桜の頃の季節を楽しむことができたということだろうか。
a0087378_3132830.jpg
 これは、まもなく満開日になるだろうという頃の信夫山。
 この頃は、まだ西行が陸奥の旅の途中で、信夫の里に「やすらひた」という想像前だが、とりあえず信夫山に関わる部分を抜き書きしておく。
 季節は秋。

 あづまへまかりけるに、しのぶの奧にはべりける社の紅葉をときはなる松の緑も神さびて紅葉ぞ秋はあけの玉垣

 この「しのぶの奧にはべりける社」が、一般的には、この信夫山の羽黒神社を想像するらしい。
 「陸奥の 信夫の里に 道はあれど 恋てふ山の 高根しるしも」
 この山が、信夫山とか。

 その関連でいえば、芭蕉は立ち寄らないが、芭蕉を追う子規が立ち寄っている。
 季節は、夏の夜。駅前の旅館から田圃道をここまでやってきた。
 その時に、夏の夜を一人しめにした信夫山公園は、この写真の右手の高まり。
 「見下ろせば月に凉しや四千軒」
 文学には疎いので、よい句なのかどうかは分からないが、子規が信夫山公園から月明りで実際に見た景色として捉えている。
 子規は、「信夫山公園」を極楽に例え、「監獄署」を地獄に例えるが、その「監獄署」があったのが、この左手の高まり。
 現在は、この山際に仮設住宅が建ち、その上に東の都人の犯罪理想の為に押し付けられた迷惑施設が建つ。
 最近、絶対安全を唱えつつ、トラブルが起きている。しかし、原発に比べれば安全の破壊力が小さいという事で、話題にものぼらない。
 理想を語り、メリットのみを受容し、デミリットは押し付け、事が起きればほとぼりが冷めるのを待つという東の都人の押しつけ体質や構造は、ここでも似ているとは思っている。
by shingen1948 | 2012-05-05 05:20 | ★ 季節便り | Comments(0)