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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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大河ドラマ「平清盛」視聴⑥~西行に視点をあてて地域の散策とつなぐ②

 違和感の窮みは、出家の際に義清が娘を蹴り飛ばすシーンだったが、一緒に見ていた家族の話では、これが通説だとか。「坂の上のサイドボード」には、その出典が『西行物語絵巻』らしいとある。縁側で無邪気に父の袂にまとわりついてきた4歳になるわが娘をみて、心から愛しいと思いながらも、これこそ俗世への煩悩であると考えた義清は、娘を縁側から蹴り落としたということになるらしいとか。

 違和感は、西行の出家は、清らかであってほしいとの思いとのギャップだ。
 ところが、地域散歩の中で、文覚(遠藤盛遠)の出家話は、そのまま受け入れている。
 先に大玉村の遠藤ケ瀧散策の中で整理した「『遠藤ケ滝』と文覚」の中で、文覚(遠藤盛遠)の出家は、邪恋の末に誤って不倫相手の人妻を殺してしまったことだと納得している。

 ただ、その遠藤が滝の風景は、文覚というイメージを通すことによって、平安の都人の詩心とかかわるイメージに変容して受容させる効果ももたらしているように思う。
 この平安初期の都人の詩心とかかわる歌枕の地という視点では、『古今集』の「みちのくの安達の真弓わが引かば すゑさへより来 しのびしのびに」という安達の地名も弓をつくるニシキギ科の木を産したということで、陸奥を想像する歌枕になったとか。
 その安達の風景の中の一つとして「遠藤が滝」のよさも整理している。
 〇 遠藤が滝
 〇 遠藤が滝 ②
 〇 遠藤が滝③へ
 『古今集』の「陸奥の安積の沼の花かつみ かつ見る人に 恋ひやわたらむ」の安積の沼の風景は、ちょっと離れた場所とのことだが、これも「奥の細道」の花かつみとかかわると、この近くの街道沿いの風景ということになるようだ。
Commented by TUKA at 2012-04-15 21:12 x
数年前、東北本線の旧線を探索する過程で、水田の中にポツンと立つ説明板を見つけました。
それが安積沼跡でした。
特に遺構があるわけでもなく、案内標識もないので、わざわざこれを目的に訪れる人もおるまい、といった風情でした。
同定自体が怪しく、また地元の人にすら知られておらず、芭蕉も見つけられなかったくらいですからこれでいいのかも知れません。
Commented by shingen1948 at 2012-04-16 05:33
平安の都人の詩心とかかわる歌枕の世界は、都での言葉遊びの範囲で、具体的な風景ではなさそうですよね。
多分、安積という地にある沼ならどこでもよいのかも。
ただ、地元としては、当時の都からの道筋等の考察から、矛盾なく説明できる古沼にこだわったのでしょうか。
それでも、その沼を見てみたいとは思いますね。
by shingen1948 | 2012-04-15 05:36 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(2)