人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

湧水の里の風景⑨~大笹生トンネル②

a0087378_526745.jpg 今年3月の散歩時には、小川橋は完成していた。

 震災を挟んで「湧水の里の風景」を整理したことで、少し違った見え方になっているところがある。


a0087378_529461.jpg
 小川橋は、国道13号線を跨いで沖根山トンネルと直接つながっている。それまで感じていなかった道筋が大地を走らないことへの違和感だ。
 道路のイメージとして、大地との折り合いをつけて大地に道筋を描いて進むことが中心であり、その折り合いがつかなくなったところで、橋を架け、トンネルを掘るというこだわりだ。
 それまでも、湧水という自然の力をねじ伏せた大笹生トンネルの技術とは見えていたが、この風景はそのまま受け取っていた。
 そのこだわりで東北中央道をみると、この沖根山トンネルを過ぎた東北中央道は、国道13号線に沿って走るが、大地に道筋を描くことが少ないように見える。
a0087378_540660.jpg
 これは、多分沖根山トンネルと新高平トンネルの間にあった名もなき橋だと思う。僅かに、このあたりは大地に道筋を描いているのだが、ここを過ぎると、中野トンネルまで大地と折り合いをつけることもないようなのだ。
 新高平トンネルと杉ノ沢トンネルの間は、直接杉ノ沢橋で結ばれ、杉ノ沢トンネルと中野トンネルの間は、中野第一橋で直接結ばれ、中野トンネルを過ぎると、中野第二橋が、……ということで、天中の廻廊のような道筋になるようだ。
a0087378_5423962.jpg
 これは、そのうちの中野第一橋だろうか。
湧水という自然の力をねじ伏せた大笹生トンネルから続く東北中央道は、大地に折り合いをつけることも、祈ることもなく、技術で自然を制圧してつきすすんでいるようにみえる。


a0087378_5443644.jpg地方紙が、その人間の技術力を誇り高く報じる姿勢は変わらない。ただ、その読み手である自分の中に、本当に大丈夫かと不安を感じる感覚もある。
by shingen1948 | 2012-04-01 05:46 | ◎ 水 | Comments(0)