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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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原発事故災害と差別意識②~今から思えば(2012)の5の4

 新聞広告の週刊誌の見出しから、高速道のゴミ箱に捨てられている福島みやげの菓子箱や野菜が報じられているのだろうと想像される情報を見る。オブラートに包まれた差別文化を剥いだ姿を、衝撃的に表現された情報だろうと想像する。みやげや贈り物を渡す時には、大丈夫なものに言葉を添えて渡されたものであろうか。
 一般的な受け手には、感性的な衝撃はなく見過ごされている現象を捉えられたものなのだと思うが、差別を受ける立場の者にとっては、この情報には憤りと悲しみが伴う。
 それでも、赤坂憲雄氏が言うように「差別なき東北」を誇りに思う心を思い出せれば、薄っぺらな絆という言葉の裏に隠された人間の性の一面を伺い知る情報に変えて受け取ることができる。

 差別文化が科学と民主主義で武装した強い声に押し流される具体的な姿を固定してみた。
 <b>福島の花火打ち上げず 放射線恐れる声相次ぎ 愛知・日進
 この報道後に、日進市長が謝罪に川俣町を訪れるが、その難しさも垣間見る。
 その難しさを「『何が正しいか分からない』日進市長謝罪、課題残した花火問題」 【福島 産経2011.9.23】が伝えている。
 22日、川俣町を訪れた日進市の萩野幸三市長は、声をつまらせながら「心よりおわびしたい」と古川道郎町長と花火を製造した菅野煙火店、菅野忠夫代表に謝罪した。
 会談後、インタビューで中止を判断した是非を繰り返し問われた萩野市長は、何度も答えに詰まり、最後に「正しい判断でなかった。放射能の問題をしっかり整理し、客観性をもって判断すべきだった」と対応の甘さを認めた。
 ただ、市長は「正直何が正しかったのかいまだに分からない」とも述べ、「市民の不安」と「被災地の思い」の板ばさみで苦しい選択を迫られたつらさを漏らした。

 ここには、市長は新たな風評被害を招いた責任を認め、町側が求めた市民への啓発などに努力する考えも示したもののその難しさが見える。
 情報を流す立場の方は、正しい理解を深め、しっかりした判断基準を示して、その安全性を丁寧に説明する努力で解決できるとするが、素人目にはその妥協点は無さそうに見える。
 瓦礫の問題も、基本的にはリスクが広がらないようにするというのが中心の論理で、それを日本の指導者が民主主義を踏みにじりながら押しつけるというふうに捉えるらしい。

 津波災害については、「絆」という言葉は復興のシンボルとして素晴らしい響きを見せるのだが、原発事故災害では、その裏側に隠された人間の性の一面を暴くという事になるということだろうか。
by shingen1948 | 2012-03-16 05:15 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)