地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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原発事故災害~今から思えば(2012)の5の2

 瓦礫処理が進まないという事象は、最近は、漠然としたリスクに対する不安で解説される事が多い。
 津波災害は、現実の損害であり、原発事故災害は、放射線被ばくという潜在的なリスクだという。
 リスクは、今は起きていないが将来起きる可能性のある損害とのことだ。また、これは起きたり起きなかったりするという不確実性も持ち、判断や選択にも左右されるという。このことが、漠然とした不安を誘発しているとする。

 次のニュースも、この解説で説明されるものだろうか。
 <8月>
 東海テレビ(名古屋市)が情報番組の中で「汚染されたお米 セシウムさん」というテロップを誤って流したこと。
 京都の五山送り火において、鎮魂と供養のために岩手県陸前高田市の津波に倒された松のまきを燃やすプランが、「放射能に汚染された灰がまき散らされる」といった多数の市民の抗議を受けて、中止に追い込まれたこと。
 <9月>
 福島の産地から送られた農産物を販売する「ふくしま応援ショップ」が、福岡市内で行われるはずであったが、「九州に福島の物を持ち込むな」「地域の汚染が広がる」などの声によって取りやめになったこと。
 愛知県日進市の花火大会で、川俣町製の花火の打ち上げが中止されたこと。
 その後、どうなったかという報道はないが、福島県内で製造された橋を架けるなという大阪近辺の住民運動もあった。

 県内で現在進行中なのが、自主的な判断にゆだねられた県民が、いろいろな安全安心の尺度を選択する現象だろうか。
 僅かな被ばくに多くの安心を得ようと避難すれば、日常生活を改悪するリスクを拾うことになる。このバランスに、絶対的な正解があろうはずも無く、現状では、この選択幅の中のいろいろな主張があって、全体像を失っている。

 もともと県内の有機農法に関わる方は、0リスクを目ざす方を相手にしていらっしゃったことを考えれば、初期の段階で絶望感から自らの命を絶った有機農法に関わる方のニュースも、この解説で説明できそうにも思う。
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by shingen1948 | 2012-03-14 05:20 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)