人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

津波災害と原発事故災害~今から思えば(2012)の5

 不謹慎かもしれないが、津波災害に立ち向かう被害された方の姿からは、どこか生き方にかかわる宗教的ものが感じられる。それに対して、原発事故災害から見えてくるのは、人間の性とかかわる部分なのではないかと思える。
 原発事故災害にかかわる事象の背景には、漠然としたリスクに対する不安といったものがあるようで、立場が違うと風評被害という概念になるということのようだ。

 瓦礫処理が進まないという事象は、津波災害の流れで報じられる。しかし、その背景には放射能汚染に対する漠然とした不安がかかわるようだ。事象としては、これは原発事故災害とかかわるものとみたい。
 津波災害でも、これから復旧が進む過程の中で、いやおう無く格差が生じるとは思う。仲間意識で励まし合っていた被災者の方々も、いつか人間の性と向き合うことになるのだとは思う。しかし、そこまでに、数カ月前までは仲間意識で励まし合った経験が重なり、猶予期間でもカバーできるものだと思う。
 それが、原発事故災害では、最初からストレートにこの人間の性にかかわる事象と向き合わされているように思う。失われた暮らしや失われた思いは、そのこと自体を考えるということが許されない。常に<差別>、<不信>、<疑心>、<不安>という人間の性とかかわった事象として提示される。

 各報道は、この災害の特質を上手に使い分けて、絆とか頑張る姿など共生とのかかわりは、津波災害の中から拾い、人間の性の情報は原発事故災害から拾って、東北大震災というくくりの情報としてごちゃまぜにして流しているように見える。
by shingen1948 | 2012-03-13 05:20 | ☆ その他の話題 | Comments(0)