「福島市環境部環境課放射線モニタリングセンター」~2012の立春の頃の風景⑫
2012年 02月 19日
これは、市の児童公園から見た元児童文化センターだが、これは「東日本大震災」の原発事故に伴う被害にかかわる風景でもある。こちらの風景にいだく感覚は、地震による被害にかかわる風景にいだく感覚とは全く違う。
正面にまわれば、ここには「東北大学福島第一原子力発電所事故対策本部福島市分室」と「福島市環境部環境課放射線モニタリングセンター」の看板が掲げられる。
「元児童文化センター」=「東北大学福島第一原子力発電所事故対策本部福島市分室」・
「福島市環境部環境課放射線モニタリングセンター」という違和感であり、更に、その隣に「福島市児童公園」があるという風景にかかわる違和感だ。
児童文化センターは、その建物の老朽化もあって、その機能は、駅前の「コムコム」に移動した。また、児童公園も地味な施設である。違和感を持つのは、子供が小さい頃に活用させていただいたせいなのかもしれない。
これが日常の風景にあって、その日常の風景が変質していく様とみているのかもしれない。
それでも、これも来年の立春の頃には、日常の風景に溶け込んでしまうのだろうと想像すれば、頭に時限をつけた「2012の立春の頃の風景」ということだろう。
原発事故に伴う被害にかかわる風景は、人間の性にかかわるドロドロとしたイメージを抱かせる。 自分の感覚の中に、全く違う感覚が存在することを思い知らされる一瞬でもある。
私は、子どもを連れて遊びに来ていました。
まだ子ども達には白状していませんが、いかにも付き添いの顔をして児童公園の飛行機回旋塔等に乗っていましたが、本当は自分が楽しんでいたところがあります。
児童館しかりです。