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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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節目よりは、継続を意識すべき正月②:福島の建築42~花水館⑤<奥の間御殿>

 昨年は、その取り壊される「花水館」を中心に、滝の湯旅館群が衰退し、消滅していく姿を家人に案内した。そのことを「飯坂散歩⑦:滝の湯旅館あたり」として整理した。
 今年は、その撤去された「花水館」の跡地に来てみた。というのは、明治30年築の貴賓室「御殿の間」(国の登録有形文化財)と庭園は「花水館」撤去後も残るということだったからだ。
 この建物については、「福島の建築42~花水館④『滝の湯温泉』②」で整理しているが、外からその姿を捉えるのに苦労した。しかし、花水館本館が取り壊されることで、その姿が容易に見えるかもしれないと思ったのだ。
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 ネットに、以下の「花水館」の紹介が残る。
 創業三百年。歴史と文化薫る宿。茶室やダンスホールもあり、かつて皇族方やヘレンケラー嬢、吉田首相など歴代首相、ライシャワー大使など、数々の賓客をお迎えした貴賓室も見学出来ます。

 その「数々の賓客をお迎え」する玄関がこちらだろうか。

 これが、東奥に建つ明治30年築の貴賓室「御殿の間」だろう。
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花水館奥の間(御殿)
所在地:福島県福島市飯坂町字西滝ノ町 21
建築年:明治30年(1897年)
構 造:木造平屋建、銅板葺、建築面積71㎡
特徴等
 花水館の前身は飯坂温泉の名湯鯖湖湯のすぐ前にあった旅館・花菱屋で、明治20年に摺上川岸の現在地に館を移し、屋号を花水館と改めたという。
 中庭にある貴賓室・御殿の間は、明治30年に新潟の宮大工によって建てられた木造平屋建、銅板葺の純和風建築である。内装の造作に見るべきものがあり、往時の佇まいを今に伝える。
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 これは、茶室のようだ。賓客をここでもてなしたのだろうか。


 先のウェイブには、宿からのメッセージも残る。
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 <宿からのメッセージ>
 昭和22年、昭和天皇をお迎えするなど、まさに激動の百年を歴史と共に歩んでまいりました。今でも中庭の真中には、明治30年築の貴賓室「御殿の間」が、当時の姿そのままに、昔を今に伝えております。もし、お時間がありましたら、朝、ご案内をさせていただきますので、ひととき300年の歴史をお感じいただければ幸いです。
(08/01/10 00:00更新)

 現中村屋さんとこちらの散歩を合わせれば、今でも「ひととき300年の歴史をお感じいただければ」という心遣いに応えることができる。
by shingen1948 | 2012-01-14 05:20 | ◎ 福島の建築 | Comments(0)