地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島市東部から伊達市南部にかけての地区で、米から基準値超のセシウムが検出②

 この事が表面化するきっかけは、福島市大波地区で生産された玄米から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたことだ。
 報道等からその状況が推測できるのは、この生産者の水田は26アールで、コシヒカリ840キロを収穫。全量がJAの倉庫や自宅に保管されているということだ。
 その検査結果を確認すると、この28袋全袋が590~670ベクレル/㎏の範囲の暫定基準超えだったことが伺える。また、水田畑作課のリリース資料からは、この地区の今年度産米の流通は、JA新ふくしまへの出荷、自家保有米、縁故米のほか4人が地元米穀店等に出荷という状況であることが分かる。

 気になるのは、生産者の方が何故JA新ふくしまに検査を依頼したのかということだ。
 ここからは想像でしかないが、JA新ふくしまへの出荷米が気になったとは思えない。気になったのは、自家保有米か縁故米なのではないかと思うのだ。
 このことは、自ら生産したコメが、消費者という立場に軸足を置いた時に安心できるものではなかったことが想像させられる。

 この事態を受けた福島市の対応は、「自家消費米」の検査の受付開始だった。
 これは、福島市が風評被害として心配する態度から、消費者という立場に軸足を置いた時には福島産の米が安心できるものではないことを認めざるを得ないことを想像させる結果になっている。

 新ふくしま農協(福島市)が市場への流通を水際で食い止められたのは、自主検査体制が確立していたからだと思われる。国が作っていいという所で作り、県の安全宣言を信頼して売るという態度だけだったら、食い止められなかったということだ。

 確かに、農家は被害者であり、福島市が東京電力にできるだけ早い時期に農家に謝罪するよう求め、市長に謝罪させて満足しているのは、地元民としては分かる。
 しかし、全体的な構図の中では、生産者としての農家は、農作物汚染の加害者的な立場に立たされてしまっているように感じる。

 信頼回復に大切なのは、農に携わる方も、消費者という立場に軸足を置いた時に、県の土壌調査では自ら生産したコメに自信が持てなかったことと「農の心」を連動させるということだと勝手に思う。
 農に携わる方も、自らも生産した米は安全だと納得したから流通させるという主体的な態度が求められるということではないかなと勝手に思う。
by shingen1948 | 2011-12-01 06:47 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)