ノートルダム修道院
2011年 11月 11日

その建物が、今回の震災ではかなりダメージを受けて、宮下町の「日本キリスト教団福島教会」などは、完全に破壊されてしまった。
そのことについて、「破壊された建物~今から思えば79」で整理した。
今度はノートルダム寺院が取り壊されることになったとのことだ。

先にノートルダム修道院がダメージを受けたことを「破壊された建物③~今から思えば81」で整理したが、ここにTUKAさんから、「取り壊されることが決定して、建築学会から保存の要請が出たようだ」との情報を頂いた。
専門的な建物価値は分からないが、建設当初は町名と関わるほどの自慢の建物だったらしいし、歴史とかかわってきた建物ということであり、個人的には実際に中を案内して見せて頂いた建物だ。
何とか残していただけないかという思いは強い。
今回の震災で受けたダメージが気になっている建物をつないでおく。
○ 「福島市写真美術館」は、大正11(1922)年に、逓信省電気試験所福島試験所として開設された石造りの建物だ。(破壊された建物④~今から思えば82)
○「竹屋旅館」(破壊された建物②~今から思えば80)
○個人的な建物なので、「上岡遺跡近傍の河岸段丘沿いの集落」として整理した白壁の民家の塀。工事していた部分は完全に撤去されてしまったようだ。

民家なので遠慮していたが、その近くのこの土蔵の崩れ方も気になる。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111114/k10013945751000.html
ニュースになるだけまだマシな方なのかもしれません。
郡山の安積疏水事務所貴賓館は知らぬ間に更地になってました。

福島市で、気になっていた建物のほとんどが消えるということですね。
今は震災や原発対応にむうむうとなっていますが、これから日常の生活感に戻た時点で、気がついてみたら福島の原風景はなくなっていたということになりそうな状況ですね。