地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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多目的広場のある都市公園の除染作業

a0087378_53052100.jpg ここは、公園の殆どに芝が張られた広々とした多目的広場になっているので、サッカーをする姿などがよくみられた。その周りは、あづま屋やベンチなどの設備があって、家族連れの散歩姿などののどかな風景の公園だった。
 このような大きな公園の除染作業も始まったようだ。

 日常を切り取っておくことの積み上げで、その特異点の場面が生きると思っていたはず。この公園ののどかな風景を撮った写真を探してみた。しかし、風景は思い浮かぶのだが、写真は今のところみつからない。この公園の日常の風景を切り取っていなかったらしい。
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 これが、剥ぎとった汚染土を投入した穴だろうか。この上に土を被せて埋設するということになるのだろう。
 除染は、その言葉からは、放射能そのものを消してしまうようにイメージするが、そうではない。単に「放射性物質を取り除き、再び飛散しないように封じ込めるだけという事らしいことがよく分かる風景でもある。
 目標とのからみでは、自治体の除染の手引き等では、除染を限定的に「身近な生活空間において放射性物質による汚染の除去」と定義しているようだ。

 最近、各自治体では除染計画で、その程度と方法が示され始めている。
 福島市では、今後2年間で、市民の日常生活環境における空間放射線量を市内全域で1μSv
/時以下にすることを目ざすとある。現在空間放射線量が1μSv/時以下の地域では、空間放射線量60%低減を目ざすとか。

 市民団体関係の方がかかわる報告書で、ある地区の除染効果について「報告によると平均して7割程度(約68%)にしか下がっておらず、本来の意味での除染はできていない。」と手厳しい評価をするのを目にする。
 ここでいう本来の意味での除染は、「天然のバックグラウンド・レベルである0.05 μSv/h に達するかどうか」らしいが、計画の方は、将来的には、推定年間被ばく線量を、国際放射線防護委員会の基準で一般公衆の線量限度である年間1mSv以下にすることを目ざすようだ。

 ここで生活せざるを得ない者にとっては、目標やその違いはどうでもよく、実施される作業が地道に積み上げられることによって線量が少しでも低下することを期待しているに過ぎない。

 これも、ある特異点の年の秋の風景として整理する。
 
by shingen1948 | 2011-11-01 05:38 | ★ 季節便り | Comments(0)