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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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除染作業効果散歩人考~ひまわりを植える作業を通した除染効果も含めて

 今年は、「稲荷神社秋の例大祭」に出かけた事を「季節便り」とした。
 その準備だと思うが、商店主の方々が、メーン道路の「パセオ通り」とイベントスペース「まちなか広場」周辺を整備したというニュースが流れた。その中の除染効果についての考察に引っかかるものがあった。
 「朝日新聞(2011年10月08日)」は、「商店主ら30人、除染作業/効果ない?ヒマワリ抜く」との小見出しで、整備作業を伝えている。 記事で伝えられる整備作業内容は、次の事のようだ。ただ、写真はその中の「ヒマワリの根を引き抜く商店主ら」の様子。
 メーン道路の「パセオ通り」とイベントスペース「まちなか広場」周辺を除染。パセオ通り沿いの28カ所に植えたヒマワリの根を1本ずつ引き抜き、その跡に培養土を加えて菜の花の種をまいた。広場では樹木の土を入れ替え、高圧洗浄機を使ってアスファルト面を洗い流した。

 除染結果について触れるのは、次の2点だ。
 記事では、「ヒマワリについては9月に、農地の除染方法を検証してきた農水省が、土壌から放射性セシウムを吸い上げる効果がほとんどないとの結果を公表している。」とし、実行委員会談では「ヒマワリの除染効果については厳しい結果が出てしまった」としている。
 ここで気になるのが、ひまわりの除染効果に矮小化された考察になっている事だ。

 テレビのニュースで、ちらりと見えた線量計からは、ひまわりを植えた地点の線量がかなり高い値を示していたように思う。
 散歩人の素人考えでは、これは、周囲の放射性の物質がここに集まったのではないかと思うのだが、どうだろうか。それなら、ヒマワリを抜く作業を通して、これ等が取り除かれる分があれば、程度は別にしても、ヒマワリを植えた周囲の放射性の物質量は減少したはずだと思うのだ。 
 更に、菜の花の種をまくために培養土を加えたということなら、相対的に放射性の物質の混入濃度は薄まるはずだと思うのだ。
 「高圧洗浄機を使ってアスファルト面を洗い流した」作業では、福島市街地の場合は、雨水も「洗い流された汚れ」も、浄水場の汚泥として管理されるようになるはずだと思う。
 少なくとも、市街地の汚染は減少したはず。「除染作業/効果ない?」はずはないと思う。

 ひまわりを植えるイベントに限定したとしても、ひまわりを植える作業に伴う明らかな除染効果はあったはず。ひまわりを植える作業の際、古い土の表土を除去する場面もテレビで見た。
 「ひまわりの除染効果」にイベント性はなかったが、「ヒマワリを植える作業の中の除染効果」はあったはずだと思う。
 掲げられた「中心市街地の活性化と、放射線に関しての安全宣言を目指す」という観点ならば、今回の作業も、これから植えられた植物を日々に管理して美観を保とうとする地道な努力も、結果として除染効果につながるのだろうと思うのだが、どうだろうか。
 福島の街に再び活気を 【朝日新聞(2011年10月08日)】
 <● 商店主ら30人、除染作業/効果ない?ヒマワリ抜く>
 東京電力福島第一原発事故による放射性物質の影響が続く福島市で、商店主らが7日朝、高圧洗浄機でアスファルト面を洗い流すなど中心部の除染に取り組んだ。6月に放射性セシウムを吸い上げる効果を期待して植えたヒマワリの開花後に残った根も引き抜いた。農林水産省によると、ヒマワリには除染効果はほとんどないという。
 中心市街地の活性化と、放射線に関しての安全宣言を目指す商店や企業から約30人が参加した。手袋をつけ、メーン道路の「パセオ通り」とイベントスペース「まちなか広場」周辺を除染。パセオ通り沿いの28カ所に植えたヒマワリの根を1本ずつ引き抜き、その跡に培養土を加えて菜の花の種をまいた。広場では樹木の土を入れ替え、高圧洗浄機を使ってアスファルト面を洗い流した。
 ヒマワリについては9月に、農地の除染方法を検証してきた農水省が、土壌から放射性セシウムを吸い上げる効果がほとんどないとの結果を公表している。除染をした実行委員会の高橋省吾委員長は「ヒマワリの除染効果については厳しい結果が出てしまったが、市民が進んで除染に取り組む意義は大きいはず。少しずつでも、街中に人が集まるような環境を整えたい」と話した。(紺野信幸)

by shingen1948 | 2011-10-16 05:20 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)