スカイラインに出かける
2011年 10月 08日
上空に強い寒気が入り込んだ影響で、吾妻山で初冠雪を観測したとのことだ。これは、昨年より24日、平年より20日早いとのこと。安達太良山等でも雪が積もったとのことだ。
9月末のぽかぽか陽気に、スカイライン経由で会津まで足をのばしたばかりだった。今回は、のんびりと不動沢の風景が楽しめたというのが収穫だ。
不動沢橋を旧橋方向から眺める。
今までもこの風景を眺めてはいたが、「のんびりと」ということが何時もと違う。途中の景色は眺めてはいるものの、浄土平まで一気に車を走らせるというのが、今までの行動パターンだった。
この橋は、平成12年(2000)年に架け替えられた全長170mの剛上路式ローゼ桁橋とのこと。家人とどうやって組み立てていったのだろうかたわいもないない話をしながら眺める。
後で確認したら、完成したアーチ橋は安定した構造なのだが、その形状を構築する段階では不安定であることが多いので、様々な工法が用いられるとしていろいろな工法が紹介されていた。
なお、確認した資料によると、この橋は「開腹式上路アーチ橋」のようだ。この場合、両端の岩盤がポイントなようだ。
この橋は、開腹式にすることで橋体が軽量化し、アーチ橋の長大化を可能にするという特性を活用しているということのようだ。ただ、その特性からアーチ部材が外側に開こうする力が生じるため、両側に強固な岩盤が必要になるとのことだ。
谷底までは84mで、紅葉を見る絶好のポイントの一つとのことだ。ここを離れる時に改めて谷底を眺めたが、この時の風景でも十分に満足できた。
体感的には、寒暖の差の激しさを感じているのだが、「福島地方気象台」のホームページで福島市の気象を確認すると、20日前後に一気に気温が下がったということはあるが、その後は体感程の温度差があるわけではなさそうだ。