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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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多様な出土瓦③~「『宮脇遺跡』~第6次調査現地説明会」に出かけてみる⑨

 「『宮脇遺跡』~第6次調査現地説明会に出かけてみる⑧」で、出土瓦について、構造体とのかかわりでその多様な出土という視点で整理したところだ。
a0087378_4243298.jpg
 整理を進める中で、熨斗瓦が展示紹介されていたのに、それが抜けていた事に気がついた。その構造体とかかわる多様な出土との観点で、この「熨斗瓦」を付け加えたい。


 さて、文様の視点とは多少違うが、「スタンプ」のある瓦、「へら書き」のある瓦も展示される。 多様な瓦という視点で整理しておく。
 <「スタンプ」のある瓦>a0087378_4255090.jpg

<「へら書き」のある瓦>a0087378_4322916.jpg

 出土した瓦の総破片数は、20314片とのことだ。
a0087378_4391037.jpg今回も排水装置とされる石積みの後ろあたりに瓦片を見かける。
a0087378_441322.jpg 本当は、排水装置構造体の一部なのではないかなとも思ったのだが、そうではないらしい。
 それはさておいて、出土した瓦の総数は更に増えることになるのだろう。

 今回は、多様な出土瓦という視点で整理されて、それなりに興味深かかっただけでなく、宮脇遺跡が総瓦葺の建物であった事の実感が強まった。
 その実感の背景に、何度か説明会に来て多量の瓦片があるなと思ったこともあるようにも思う。
 もし、これらの瓦が構造物として分類されたなら、総瓦葺の建物の実像が浮かぶのではないかなどと想像すると楽しくもある。

 発掘調査の視点からは、この「宮脇遺跡」の発掘の成果は、基壇・池・総瓦葺の礎石建物であり、その文様も含め格調高い寺院であることが確認されたという事になるのだろう。
 更に、その造成には相当な財力や権力が必要であり、当時現地を治めた伊達氏が建てた可能性が益々高くなり、ほぼ間違いないだろうということのようだ。
by Shingen1948 | 2011-10-06 05:20 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)