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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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西根下堰沿いの三角点を探す~再び上岡遺跡⑯

 湧水を意識しながら散歩すると、感覚的にこの地域を扇状地と見る見方に変わる。例えば、西根堰の樋越しだが、扇状地を形成した名残川を越す西根堰という見え方に変わる。
 こんなふうに、何度も同じ所を散歩していると、いつか見え方が変わっていることがある。

 最近は、この地を散歩していて標高が体感的を通して意識されるようになっていることに気づく。
 長い時間歩いたり、自転車で移動したりしていると、無意識のうちにだんだん高低差の少ない道筋を選んでいる。この地域では、その道筋の一つが、堰沿いの道になるのだが、それが2本走る。
 そのうちの西根上堰は、おおよそ標高90mの等高線沿いに走っている。それでも、上堰の方は等高線とややずれることもある。しかし、下堰は、忠実に標高80m沿い付近を走っているようなのだ。
 そして、西根下堰の南側の集落が、おおよそ標高70mの標高線沿いの河岸段丘沿いに並んでいるといったあんばいだ。

 地図を眺めていて気になったのが、下堰沿いに最近の地図では標高81.9m、昔の地図だと標高82.0mの三角点があるらしいということ。
 出掛けるたびに付近を探していたのだが、何度か挑戦しても見つからなかった。仕方がないので、諦めて農作業をしていた方にお伺いしたら、直ぐに教えてもらえた。
a0087378_5102728.jpg
 それは、畑の中の草茫々の塚の上だった。
 実は、この塚なんだろうとは思っていたのだ。ただ、三角点と結びついていなかった。考えてみれば、下堰が80mの等高線沿いであることが分かっているのだし、付近の三角点が、約2m高い訳なのだから、本当は塚の上は直ぐに気づかなければならなかったのだと思う。
 今から思えばということだ。
a0087378_512796.jpg
 草をかき分けてみると、出てきました、三角点の表示。三角点それ自体は草の中のようだが、小心者は、かき分けるのは気が引けてそのまま撤退。
 それでも、気分的にはすっきりした。


 等高線を意識して散歩していたのは、堰の他に河岸段丘線沿いの集落で、これが標高70mの等高線沿いだろうか。この集落の並びも、この地域の特徴ある風景だと思う。
 更に、飯坂断層線が標高100m付近を走っているようだ。ここに桑折街道が走るが、地形にはかかわりなく突っ走る近代的な道路だ。高低差の調整などお構いなしに、強引に上下しながら進むことになる。

 この日の帰り道は、気分よく、標高60mライン付近と重なる河岸段丘線沿いの細道を意識しながら家に戻ってみる。
by shingen1948 | 2011-08-03 05:20 | ◎ 埋蔵文化(古墳・それ以前) | Comments(0)