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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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再び上岡遺跡⑮~遺跡周辺の清水

 神社前の案内板には、「田屋の清水」にかかわって整理した湧水が紹介される。坪池氏の「遺跡付近の遺物分布図」には、この清水はプロットされているが、更に、道を挟んだ「字鍛冶打」側にも2つの清水がプロットされる。
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 今回は、まだその清水そのものは確認できていないが、これがそれに関わる排水口とかかわるのではないかと想像している。

 秋山氏の「上岡遺跡近傍地形図」は、当時生きている湧水の他、古泉も含めてプロットする。それをもとに、毛勝断層線に沿った清水列を考察する。その中の遺跡付近の清水のプロットは、この坪池氏の湧水のプロットと重なっているものと想像する。


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 残りの井戸を確認すると、遺跡の西側に2つの井戸がプロットされている。特定はできないが、その一つがこの民家の井戸辺りではないかと想像する。
 西根上堰沿いの井戸は、まだ確認できていない。


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 飯坂断層線と、毛勝断層線がクロスする地点にも清水のプロットがある。この地点の名残川は確認したが、この清水は確認できていない。ただ、神社の岡を挟んだ北側の名残川とかかわる地点で、秋山氏がプロットしていない井戸らしきものを見ている。


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 「上岡遺跡近傍地形」の図には、この他に遺跡付近から南側に標高60m付近までの古井戸をプロット(×印が古井戸)して、断層線に沿った湧水を考察する。
 そうすると、西根堰の関わりで見ていた集落が、その清水とかかわるように見えてくる。
 秋山氏が紹介する井戸列についての言い伝えにも興味がわく。 
この付近は昔から井戸を掘ることが禁ぜられていたところであり、井戸を掘れば其の家の主人が死ぬという鹿島明神の神鹿のたたりがあると信ぜられている。これは地下水面の低いという困難な理由もあるのであるが、現にこの近傍の井戸は大抵10m前後の場合が多い。また、泉に対する信仰的なるもの例えば或る井戸を掘ったために泉が涸れるのではないかというおそれからきたものであろう。

 散歩人の勝手な想像では、「井野目堰の3井戸」の伝承話も想像してしまう。それなら、西根堰にかかわる感謝が主旨になる。
by shingen1948 | 2011-08-02 05:34 | ◎ 埋蔵文化(古墳・それ以前) | Comments(0)