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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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うずくまる土偶④

 昨年、上岡遺跡を散歩したのは、大英博物館の「土偶展」・東京国立博物館の「国宝土偶展」に、上岡遺跡の土偶が出品されたというニュースを見たからだ。
 福島県からは、荒小路遺跡(郡山市田村町)のハート形土偶、上岡遺跡(福島市飯坂町)の土偶、和台遺跡(同市飯野町)の人体文土器が出品されたとのことだった。
 その和台遺跡(同市飯野町)は、先に散歩していていたので、この時は上岡遺跡の散歩を「上岡遺跡土偶②」として整理した。
 この時には、この「うずくまる土偶」の発掘された位置に興味があった。
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 現地の稲荷神社脇に案内柱が建っていて、福島県指定重要文化財「雌性座像土偶」は、昭和27年にそこから南西24mの地点で発掘されたことが案内される。
 なお、この稲荷神社は、半沢氏のメモでは「北向稲荷」となっていて、国家神道の歴史をさぐることとかかわって、「神官によって祭神焼かれる」と紹介されている。


 今回は、上岡遺跡付近を中心に広く散歩してみた。
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 まずは、展示会で見た昭和53年の発掘現場としてプロットされていたのは、この西根堰(下堰)付近だ。航空写真と、展示された発掘現場の写真を見比べると、左の民家の北側付近かなと想像する。

 ここから、北側に高台になっていく。


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 昭和27年に出土した場所は、こちら側から見ると、左手の民家近くか、その北側の畑付近らしいと思っている。


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 上岡遺跡は、この道の東側の丘全体を指しているようだ。その南側を西根下堰が走ってる。
 これは、その東端高速道路近くから見た風景だ。

 高速道路沿いに歩いてみると、道路が高速道路と同じ高さになり、やがて窪みに降りて、もう一度高まった位置に、高速道路を横断する橋が架かる。
 高速道路は、東西に舌状に延びた上岡遺跡の丘の端を横断していることが分かる。その高台の部分が「上岡舘遺跡」でもあるらしい。マホロンのデータベースでは、中世の舘の検索でも引っかかるが、詳しくは分からない。そこからは石器が出土しているらしい。


 ぐるりと回ってみると、その地形の特徴が実感できる。
 ここは、西根上堰の西側の高台から、舌状に高台が延び、その先端を高速道路が横断する地形だ。墓地等からは、古くから歴史を刻む地域であったろう事も実感する。
by shingen1948 | 2011-07-05 05:24 | ◎ 埋蔵文化(古墳・それ以前) | Comments(0)