テルル②~今からおもえば84
2011年 06月 24日
情報が、緊急に必要とするところに素早く回されたかどうかということの方が大きな問題だというのが、素人の勝手な感想だ。
テルルの検出についても、マスコミに速く公表されればいいということではなさそうに思う。情報を受ける立場から、「知らされても」という立場で整理を続ける。
KEK情報によれば、ヨウ素132(半減期2.295時間)は、テルル132(半減期3.204日)の娘核種とも読み取れる。それなら、ヨウ素132の検出は、テルル検出を推測されるものと考えてもよいのだろうか。
見方によっては、次のヨウ素132の検出の情報もその可能性を思わせるということにならないのだろうか。それなら、「厚生労働省」の「報道発表資料」によればその都度発表になっている。
「福島県の原子力センター福島支所において測定された水道中の放射性物質に関する情報」では、3月17日に川俣町小綱木 長滝川ヨウ素132が74.2ベクレル/㎏検出されている。
また、2011年3月20日には、滝下浄水場(滝下川)飯樋字滝下地内153ベクレル/㎏検出されている。更に、3月21日には、政府の原子力災害現地対策本部が県内77箇所の水道水中の放射性物質に関する調査を実施((財)日本分析センターが測定)した結果、多くの地点でこれ等が検出されている。
少なくとも自分が知らなかったのは、テルルの検出という事実ということではなく、検出されたことの意味だと思う。
ブラックボックスになっていたのは、放射性テルルは、核燃料が1000度にまで過熱しないと出ないとされているという部分だと思う。