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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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破壊された建物④~今から思えば82

 今回の震災で壊れたのは、塀では大谷石製、屋根では瓦葺きというのが特徴だったように思う。
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 「福島市写真美術館」は、大正11(1922)年に、逓信省電気試験所福島試験所として開設された石造りの建物だ。先に「福島の建築 24 」として整理している。
 白壁と赤瓦葺きの屋根のこの建物、どちらも地震に弱い組み合わせだったということだろうか。
 外観からは、それほど大きく破壊されたようには思えないが、確かに一部壊れかけているところはみえる。

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 立ち入り禁止のようだ。内部が大きく破壊されたということなのか、見た目よりも構造的に危険になったということなのかは分からない。

 この福島試験所は、東北・北海道以北までを管轄とする中心的な役所であったということらしい。 歴史的にも地域の誇りのようなものを感じるものらしい。建物としても、装飾的な明治の建物から機能性を追求するようになる移行期の建物としての意義とか。
 平成14年に市有形文化財に指定された。市有形文化財指定を機に天井は漆喰に、床は板張りにというふうに部分的な復元が行われたという。


 今回の震災で壊れた知り合いの方の家は、瓦葺の屋根と大谷石の塀の組み合わせだった。話に聞くと、屋根の修理は、福島では業者が足りなくて、山形の業者にお願いしているとのこと。それでも、まだ修理の見通しは立っていないという。雨漏り防止に押さえたビニールシートも弱ってきたので、修理の見通しが立つまで網を架けて、風化したものが飛散しないように対策をとるとか。
 大谷石の塀も、撤去は済んだが、その後の修理はまだ見通しがないとか。
by shingen1948 | 2011-06-22 05:23 | ◎ 福島の建築 | Comments(0)