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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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揺すり出された風景21~今からおもえば73

 この川寒付近まで「飯坂道の今昔」で紹介される徒歩道を歩いてみたが、馬道にかかわる道筋はまだ確かめていない。

 自分の散歩の癖がある。
 直ぐに紹介された道を歩くことはない。まずは自分の勘だけを頼りに歩く。それで何かを見つけることを楽しむ。これで結構長い期間楽しめる。
 それから、気が向いた時に資料をもとに歩きはじめる。この時は、その資料にかかわるものを見つけることの楽しさだ。楽しみの質は違う。
 更には、今度は何も考えずに歩いて楽しむ。
 
 この川寒辺りも何度か散歩しているが、まだ整理したことはない。いつもそのままになっているのは、視点が定まらないからだ。
 今回は、「飯坂道の今昔」で紹介される馬道を歩いてみるが、その前に初めの頃に感じた松川南岸の風景を確認しておく。

 その一つは、南岸の土手付近では、大通りの整備された道筋の陰に行き止まりの道や細い砂利道など変化に富んだ道筋が多いということだ。多分、松川岸が河岸段丘の崖そのものの高さなのに対して、松川の南岸の土手は、現在の川寒橋の高さに合わせて調整された名残なのではないかと想像している。
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 この辺りの土手も、それに合わせて整備されたのだろうと思う。その土手際の桜のかなり太い幹からは歴史を感じる。


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 その桜並木の土手から河原に降りる土手近くに三角点がある。地図で高度を確かめると、標高78.5mという事のようだ。この土手はおおよそ80mの標高ということだ。


 更に、この辺りでは、西環状線が整備された事に伴った道筋の整備があって、新たな道筋が出来ているという状況のようだ。複雑な道筋から時代がかった道筋を探るのには、結構惑わされる。例えば、新道の自然なカーブであったり、土手から降りる道だったり……。
 川を渡ることに関しては、最近まで電線が川を渡る道筋に惑わされていた。

 今回は「飯坂道の今昔」に紹介される馬道を忠実に歩いてみて、その延長線上にこの松川渡りを感じてみることにする。



 ※ 「毎日新聞(6/2)」福島県版は、福島市が、東北大と提携して農作物の放射性物質を測定することを伝えていた。「放射性物質、独自調査」~農作物風評払拭「福島市が東北大と提携」との見出しだが、気になったのが「農作物風評払拭」ということだ。テレビに出演した福島市長もこの「農作物風評払拭」を強調した。
 確かに不安の増大に歯止めをかけるのには、詳細なモニタリングをすることが大切なのだとは思う。
 しかし、農作物の放射性物質を緻密に計測すること農作物風評払拭とを結びつけない方がいいとも思うのだ。結果的として農作物風評払拭につながるのはよいのだが、目的にしてしまうのには違和感がある。
 というのは、ある目的を達成するのに、科学的な手法と称する方策を使うことがあるからだ。その目的に合うような結果が重視され、そのための方策という観点に逆立ちするのをよく見る。
 行政目的である農作物風評払拭は、農作物の放射性物質が計測された場合の歪みを生まないかという心配だ。その場合、科学的に結果を受け止めて、その対処に切り替えることが大切になるのだろうか。
 短期的には農作物風評払拭が大切とは思うが、事故の終息が分からない中では、長い目で放射性物質とどう向き合うかという視点で緻密に計測すること自体が大切なのだと思う。

 果樹園を眺めれば、草が生えている。
 素人でも、放射性物質の多くは、そこにとどまっているのだろうと思う。土に染み込む段階ではなく、花の時期を考えても、放射性物質を取り込んだ可能性は低いかもしれないと思う。多分、市の思惑通りの結果だとは思う。
 しかし、専門家と提携して取り組むべきことは、長期的にみて地表近くの放射性物質をどう対処するのがベターなのかということなのてはないかなあと勝手な感想を持つ。
by shingen1948 | 2011-06-13 06:33 | ◎ 飯坂街道・古道 | Comments(0)