地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28

揺すり出された風景⑯~今からおもえば69

 松川に沿って東西に長く伸びる北沢又村を通る道筋(一部切れた形にはなるが、)は、御山境から御山の小字「壁谷沢」に延びる。
 その古い道筋は、現在は東北本線で切れているが、踏切で通っていた頃の風景も自分には記憶にある。
 その風景を確認していくと、丸子村に入る。
 実際には、その灌漑されるちくの散歩から丸子堰の確認に戻ったのだが、丸子堰の流れに沿って整理する。
a0087378_4384418.jpg
 松川沿いに東北本線をくぐった丸子堰は、13号線の松川橋をくぐったところから顔を出す。
 東北本線と松川橋の間の堰の様子を確認しようとしたら、工事中なのでやめた。
 この辺り、今回の震災で道端が崩れ、法面が工事中は気付いていたが、橋自体の工事も進行中だったようだ。


a0087378_443973.jpg
 13号線の松川橋をくぐって顔を出した丸子堰は、ここから灌漑地をめざすのだが、その前に排水門で水量の調整をするようだ。


 国道13号線に抜けるための道筋を横切り、丸子村に入る。
a0087378_451122.jpg
 この堰は、松川沿いの丸子村の中では比較的低地部分の大地を潤す役割を担っているようだ。
a0087378_445093.jpg
 「信達ニ郡村誌」に「上渠 西隣御山村字蟹谷沢に於て松川を堰引す」とあり、その用水筋が紹介され、「灌漑の及ぶ所田41町2段1畝とす」と紹介されている。あまり散歩の資料では見かけないが、歴史ある渠のように思う。
 引水位置や用水筋は変化しているようだが、その伝統の力で残った用水のように感じる。引水から灌漑まで、ちょっとした散歩の範囲で確かめられるのもいい。



 ※ 今回、リンクの関係で確かめた「いわき市での甲状腺被ばく調査、子供に問題なし」という報道だが、あらためて見直すと気になることがある。
 この調査は「SPEEDI」で、屋外で1日過ごした場合の甲状腺被ばく量がいわき市の一部で100ミリシーベルトと試算されたことから、国の原子力災害現地対策本部が行ったものとのことだ。
 その意図は、「甲状腺癌発生予防のヨウ化カリウムを服薬すべき被曝量」とのかかわりのはずだ。 それが何故か表現されていないような気がする。ただ、基準のレベルを超える子供はいないことだけが強調される。
 記憶は曖昧だが、福島第一原発から30キロ外側に住む0歳から15歳までの137人を調査し、その結果、甲状腺の被ばく量が0・2マイクロシーベルト以内であったということだったと思う。
 原子力安全委員会が示す基準のレベルを超えないものの、内部被ばくはあったとも読み取れないかとも思える。それなら、知らせる必要はないが、その内部被ばく要因の可能性までは考察してほしいとも思う。

 「原発避難者の4割内部被曝、健康には影響なし」の報道でも、気になることが出てくる。福島県ではこれから健康調査が始まるらしいが、そのこととのかかわりだ。
 この調査は長崎大学であるらしいこと、「長崎県へ避難した人など」という主語が出たり消えたりすること、その最初の発表が県外の学会らしいという事だ。そして、長崎大学が、内部被曝にかかわる調査成果の発表が一番速かったということだ。
 福島県の健康調査は科学研究で、最初に発表されるのはどこかの学会ということにはならないだろうなという勘ぐる気持ちがちょっとわく。
by shingen1948 | 2011-06-08 05:33 | ◎ 水 | Comments(0)