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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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揺すり出された風景⑭~今からおもえば66

 今回の強い揺れで、近代的風景としてオブラートに包まれた風景から原風景のようなものが揺すり出されてきたまではないかと感じて散歩して見た。
 この風景を確認しながら歩いていると、松川の右岸の河岸段丘と思われる崖が気になってくる。それを追うと、その松川の右岸沿いに細長く広がる北沢又村が気になり出してきたということだ。
 更に、この事と清水公民館前の旧地域紹介地図にあった湧水を探して散歩したことと重なってきたということで、湧水を探して散歩したことを整理してきた。
 この事は、松川右岸で感じた水風景と対比した松川左岸の水風景の確認という事でもある。今回の震災で大笹生地区の水風景の散歩が中断したが、給水協力情報で井戸や自噴井戸など新たに見えてきたことがある。
 先にそれを「今からおもえば40」で地図に整理した。
a0087378_4192080.jpg
 そこに、清水公民館の旧地域紹介地図をもとに散歩したことと、新たに得た給水協力井戸の情報なども付け加えて整理する。

 今回の散歩で気になり出した北沢又村は驚くぐらい細長い村だ。今までの整理でまだ村の半分の散歩だ。この村、道沿いだと思って散歩していると小字「下八計」で一度切れる。
 そして、小字「樋越北」付近から再び東側の塊が現れるという感じになる。
 しかし、地図で確認すると、道筋から用水路沿いに、小字「東谷地西」と小字「東谷地北」の二つの小字の地域で東側の北沢又村につながっているようだ。この地図では、南沢又と笹谷の表示がある間に細長く存在する。
 よく考えれば当たり前のことで、大谷地渠によって成り立つ集落がつながって一つの村を形成したという事だ。 
 そういう目で見ると、東側の塊である小字「樋越北」から小字「御山境」の里道に沿ったラインまでの集落は、矢野目堰の活用によって成り立つむらということのようだ。

 清水公民館の旧地域紹介地図には、その東側の塊の西端に樋越湧水をプロットする。
a0087378_4273685.jpg
 小字「樋越北」付近だと思うが、小字「樋越」と共に、その地名からは矢野目堰の樋越しとかかわる地名なのではないかと想像する。
 崖にそって矢野目堰が回り込んで流れていて、この小字「樋越北」付近で、その高台の地域に広がるという感じだ。
 その付近が最近整備された。湧水そのものは、まだ見つからない。

a0087378_4301011.jpg ※ NHK・ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図〜福島原発事故から2か月〜」の後半に提示された放射能汚染地図は、地道な測定作業の成果を思わせる。

 黄色で表示された地点で気になるのは、左端付近だ。


a0087378_433786.jpg
 具体的に探っていくと、信夫山トンネルから高速道路までの地点らしいことが分かる。その先にぽつんと黄色点が示されるのは、峠への入り口付近のようだ。
 試験場の観測点は、その途中の緑でしめされる付近だろうか。

 高速道の紺色と緑の境は、115号線のインター付近だろうか。県70と115号で示した間が、昨日の地点だが、この地図ではその測定は表示されていないようだ。


 自分が住む場所を突然放射能で汚染されて、多かれ少なかれ選択を迫られる。それが福島の状況だろうか。
 長年生きてきた者は、いろいろな選択の結果としてここに住みついているので、選択肢の幅は狭い。気付くのは、意識することなく身についていた生活のこだわりだ。これを意図的に折らないと、日常が取り戻せない。生き方が硬直しているのかもしれないと思う。

 具体的なこだわりの一つは、昨年の猛暑でも、水道水を使わずに雨水といろいろな洗い水だけで、庭の植物の世話をしたなどということだ。誰にも言わないが、自分だけの楽しみのこだわりだった。 これが、今年からは危険極まりない生活習慣という事になる。雨水を取り扱うという事だけでなく、狭い庭を利用して無農薬の野菜にこだわってみたことと結びついているので、なおさら危険な生活習慣という事になるのだろうと思う。
 先日、そのための道具をようやく捨てることができた。
 「開放的な日本家屋のよさ」などという感覚も、捨てるように今努力しているところだ。
 この年齢になって、他力的に生活の仕方の習慣を変えさせられるとは、想像していなかった。
by shingen1948 | 2011-06-05 05:06 | ◎ 水 | Comments(0)