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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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揺すり出された風景⑬~今からおもえば65

  清水公民館の旧地域紹介地図によれば、松川を挟んだこちら側も湧水の風景だったらしい。しかし、その風景はなかなか思い描けない。松川の南側で感じた湧水と地域開発とを共存させようという意図的なものは、こちら側では感じられなかった。

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 地図上に旧地域紹介地図にある道筋と湧水を記した地図に、今回の散歩の成果も加えてみる。
 先に整理した狐塚は、阿弥陀堂と墓地、馬除清水との間付近だ。位置と地形から、この旧地域紹介地図に描かれた清水と同じ水脈のような気がする。
 周りの風景は、「信達ニ郡村史」に紹介される雰囲気を残す。「信達ニ郡村誌」の北沢村の「清泉」の項を再掲すると、「西部狐塚に地勢隆くして坂の如き所有り。其の下より湧出す……」とある。
 先の散歩で、紹介して頂いた井戸と湧水公園もプロットして見た。
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 「馬除湧水」から北に延びる道筋は、東西に走る道筋に突き当たる。旧地域紹介地図では、その先に「古屋敷湧水」をプロットした。
 とりあえずプロットしてみたが、用水路とのかかわりや笹谷村との境界を越えた位置等から、もっと北側かもしれないとも考える。
 地図には、某元代議士宅の池がプロットされている。それを指すのかも知れないとも思うが、定かではない。


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 なお、旧地域紹介地図の道筋に沿って歩いてみると、百万遍供養塔碑の立つ場所は、道筋と集落のかかわりでしっくりと風景に溶け合う。その道筋に沿って歩いていくと、左手の高台が墓地になり、そこを少し行くと、左手に馬除に抜ける道筋が見えてくる。この高台が狐塚と連なるという風景は、今まで見ていた風景とは別風景に感じる。



 NHK・ETV特集「ネットワークでつくる放射能汚染地図〜福島原発事故から2か月〜」をみた。
 見応えのある番組だった。
 自分には、その番組内容とは別に興味ある細部にこだわってしまうという悪い癖がある。
 科学者の木村真三氏の姿勢、岡野眞治博士と共に放射線測定をする行動、それに、その測定された放射能汚染地図、そして、ドキュメント風に描かれたその測定中に出会った事柄等々……。
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 番組の趣旨とは全く外れてしまうこともある。
 今回こだわったのは、具体的なスポット的に放射線量が高くなる地点の特定だ。
 番組の途中で放射能汚染地図が完成していく様子が地図に描かれるのだが、その地図からスポット的に放射線量が高くなる地点を具体的に読み取ってみたくなる。
 番組で紹介された信夫山・115号線沿い・市内の一部の地点は、それまでの情報でイメージしていた地点と大差はなかった。イメージと少し違っている場所が、線として地図に描かれていた。
 これを特定したくなった。

 地図とじっと睨めっこしていると、何となく読み取れる地点が出てくる。これを少しずつ確認していくと見えてくる。
 今回気になった地点は、115号線からテレビ局にかけての西環状線のようだ。それまで、ここがスポット的に放射線量が高くなる地点だというイメージを持っていなかったのだ。

 この情報は、故郷に誇りを持つ人々にとっては、故郷をけなされたように感じるかもしれないと思う。しかし、ここを故郷にする者にとっては、客観的な情報は必要なはずという思いもある。ただ、この情報は風評被害をうむという捉え方もできなくはない。そこが厄介なのだと思う。

 今回の原発にかかわる情報は、常に風評被害をうむことのないように加工され、配信されることに重点が置かれたように思う。福島情報が、常に東京から一元的に発信されたのはそのためだと思っている。情報の発信には、都民の反応への配慮が最優先で、地元ではなかった。緊急に必要な人に情報が遅れるのが常だという特徴は、そのためだと思っている。その状況は今も変わらない。
 そういう配慮点からみれば、この整理には迷いが生じる。
by shingen1948 | 2011-06-04 05:18 | ◎ 水 | Comments(0)