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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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揺すり出された風景④~今からおもえば56

 飯坂街道の高低については、それほど意識的に見ていなかった。
 それが、今回の震災による飯坂街道の亀裂と元々の地形とがかかわっているかも知れないと思ったことで、それを意識することになった。

 この街道の松川付近で一番高い地点が松川橋だ。
 福島方面から飯坂街道(万世大路)を飯坂方面へ向かうと、西道路あたりからこの橋にかけて上り坂になる。このことと、最近清水地域の散策の中で、橋の近くの小学校辺りが縄文遺跡とのアドバイスを受けたことが結びつく。縄文遺跡ということと川沿いの高台というイメージが結びつくと、その上り坂に納得できる。

 この松川橋を渡ると、そこから先が下り坂になる。こちらは元々低地で、地形に合わせてなだらかに降りて行くように土盛りしたのだろうと想像する。
 そこから暫くは水平が保たれるが、また、先に整理した北側の崖を登るようになる。
 位置的には、住宅地に入る信号のある交差点あたりから万世大路と飯坂街道の分岐点までにかけての上り坂だ。
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 今回の震災で崩れたのは、その北側の崖を登る区間だ。最近、調査のためにその亀裂に白いラインが入って見えやすくなった。


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 この崩れ始めが、用水路が飯坂街道を横切る付近で、ここが元々の地形では最低地だと思われる。


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 そこから、マンホールが揺すり出された道と交差する辺りが極端に崩れている。縦横にその亀裂が走る。


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 そこからの上り坂になって、万世大路と飯坂街道の分岐点するあたりも亀裂が激しい。
 この道の高まった所が、八景から成出にかけての崖の縁にあたる地点だ。先に整理したように、今回の震災でここが崖崩れを起こしている。
 この道のでき方にその崖とかかわっていることが、この亀裂ができたのではないかというのが、散歩人の勝手な想像だ。

 この道をつくる時に、北側の崖を削ったのだろうと思う。そして、その削った土で低地を土盛りしてなだらかな坂道に仕上げたのではないかと想像するのだ。
 今回のこの道の亀裂は、その土盛りで整地した部分を揺すり出しだったのではないかと想像する。
 そうすると、マンホールが揺すり出された道と田園風景を重ねてイメージしたこととつながりある風景に思えてくる。
a0087378_4554111.jpg
 そして、飯坂線とその線路沿いの民家の境目の部分も今回の震災で崩れたのだが、そのことと地形的に結びつくようにも感じるというのが、散歩人の勝手な想像だ。


 ※ 24日の「朝日新聞(福島版)」で、「福島市がヒマワリで放射線量減、検証」の記事を見た。行政専門の方にとっては、チエノブイリ事故処理を見習うつもりかなとも思う。しかし、これも過去を越えるべきことではないかと勝手に思う。

 福島市の場合は、現時点ではまだ放射性物質は地表近くのはずなのではないかと思うのが素人の発想。
 まず早急にやるべきことは薄く削り取ったり、深く沈まないように固定したりするといった地道な作業なのではないかと思うのだ。その上でなら、地中深く食い込んでしまった放射物質を想定した取り組みも意味を持つと思う。

 しかし、現実には福島市はその取り組みには遅れを取っている。その現状の中で、この取り組みのニュースは素人には分かりにくい。
 失礼かも知れないが、ニュース性の高い方法にこだわる行政姿勢が福島市の特色なのかも知れないとも思うし、思考停止とも見える。
 評判を気にせずに、地味な事をしっかりと淡々とやる。これが田舎者の集団だ。このことを誇りに思えるような行政姿勢であってほしいと思うのも、田舎の年寄りの感覚なのかもしれない。
by shingen1948 | 2011-05-26 05:04 | ◎ 水 | Comments(0)