地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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事故原因にかかわる報道の推移②~今からおもえば49 

 「毎日新聞(5/16)」は、東電が16日公表した初期データから、東京電力福島第1原発1号機は地震直後、非常用冷却装置が停止していたことが分かったと報じた。
 これは、津波の到達が到着する前だ。
 その回復に向けて手動で操作を繰り返すうちに、津波が来る、冷却機能が喪失するという経緯だったらしい。
 素人目には、「記者の目」にあった「1号機は、激しい地震動による圧力容器配管破損による冷却材喪失の可能性が指摘されている。」という部分と重なるのではないかと思えてくる。
 この非常用復水器は、古いタイプの沸騰水型原発特有の装置で、同原発では1号機にしかないとか。駆動用のポンプを必要とせずに冷却できるが、弁の開閉でしか制御できない難点があるとも。

 もしそうなら、今話題にすべき時期かどうかは分からないが、二つの評価が問題になるのではないかと思う。
 その一つは、1号機は地震の揺れに耐えられる設計だったのかどうかということだ。津波の高さなら、想定外の高さだったという理由が成り立つが、揺れに耐えられる設計だったかどうかという事は、想定外という言い訳は難しいという事だ。
 もう一つは、計画ではこの1号機はその役割を終えるはずだったのに、その耐用性は充分で、廃炉にすべき時期に来ていないと評価したことだ。この評価が正しかったのかということだ。
 そして、現時点ではここに触れるのは控えるべきだと思うが、福島県は、更に独自の検討を加えてその評価が正しいとして受け入れている。この判断も正しかったのかということもいずれ問われることになると思う。

 17日の(WHO)総会で、大量の放射性物質放出に陳謝したニュースでは、会見で事故原因に触れているという報道(共同通信)を見た。
 厚生労働省副大臣が、「冷却設備が津波により破壊された、という事実が意外と知られていないことが分かった」と語ったとか。
 第1炉以外の炉の認識なのか、地震→津波と連動する原因のうちの津波の方が知られていないということの認識なのかは、解説にはない。ただ、先に挙げた評価の想定外という免罪符をもらいたいという意図なのだろうとは思う。
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by shingen1948 | 2011-05-18 11:37 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)