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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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今からおもえば41

 「なるほど珍百景」ではないが、都市化された景色の中に突然スタートする川がある。
 これがその地点だ。
a0087378_5051100.jpg 
 耳取川という。
 舘をめぐる散歩とのかかわりでは、矢野目城を通り、鎌田城を通って松川に流れ込む川だ。
 この水がどこから来ているのかが気になったのは3年ほど前の話。
 他にも気になっている方がいらっしゃって、散歩中に声をかけられたこともある。その方は積極的な方のようで、支所で聞いてみたとのことだったが、分からないと言われたとのことだった。

 当時、この辺りの堰の流れを確認して散歩している時期だった。この時期、この辺りの水路の整備と矢野目堰とその上の栗本堰をつなぐ工事を見かけた。実際は分からないが、その頃はその矢野目堰の改良と道路の整備が関連しているように感じていた。
 そのうちの栗本堰の主たる水と活用されて余った水が、整備された道路下の水路に集まって、この耳取川の水源になるというふうに思っていた。

 声をかけてくださった方は、八反田川とのつながりのイメージをお持ちのようだった。ただ、八反田川の水は、川の北側を中心に灌水するように流れているように思われた。
a0087378_523233.jpg
 それで、こちらを散歩する時には、矢野目堰や栗本堰の流れとのつながりを意識して、地下の水流の音を頼りに上流にたどることを繰り返していて見つけたのが、谷地簡易水道跡の石碑だったのだ。
 再度ここを訪ねた時に、石碑の脇にある小屋に、「谷地浄水場」の小さな看板を見つけたことを付け加える。
 この小屋も谷地簡易水道の施設跡ということらしい。

 実は、これで原風景のイメージが少し変わった。耳取川は、今は堰の水を集めて流れ始めたように見えるが、元々は名もない地区の小川の水を集めていたのではないかと思えてきたのだ。そして、その小川の水は堰によって潤った水であると同時に、小さな湧水の水も集めていたのではないかということだ。
 それが、この川の原風景に近いイメージだったのではないかと思えてきていた。
by shingen1948 | 2011-05-10 04:59 | ◎ 水 | Comments(0)