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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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今からおもえば32数値は躍っても⑳

 郡山市が実施した表土除去作業について、報道された各組織の反応部分を抜き書きしておく。非常時の対応は、最終的には役割で語るとか、本心で語るとかという事を越える。外からはよく分からないが、その人の信念とか生き方そのものとかかわってしまうのではないかと思う。しかも、長い歳月の後にその人が自分を振り返った時に重く圧し掛かるものだと思う。
 まだそこまでの重みのない段階での発言を記録に留めておくことにする。

 まずは、表土除去作業を終えた「福島民報」の記事にあったコメントなど。
 郡山市:
 ○ 処分場周辺住民が反発し搬入を見合わせた。安全な処分法が見いだせない。
取り除いた土を、凝固材のようなもので表面をコーティングしてブルーシートをかぶせた上で校庭などに当面、保管することにした。最終処分先は、国の判断などを待った上で決めたい。
 ○ 郡山市環境保全センターは「まとめることで放射線量は少し上がるかもしれないが、もともと低レベルなので周囲に影響はない。鉛板やコンクリートなど遮蔽(しゃへい)材を設けるのも一つの手段」(除去土を校庭・園庭に置くことについて)
 ○ 土の引き取りと費用の補償を東京電力、国に要請する方針を固めた。
 ○ 郡山市の学校では、校庭の土を削り取る対策と共に、保護者らが校舎などを洗う対策も進める。
 伊達市:
 ○ 当初の予定通り29日から、基準値以上で屋外活動が制限されている小国小(霊山)と富成小(保原)、富成幼稚園の三カ所で作業を開始。取り除いた表土については市内の公有地に仮置き。最終処分先は国や県の指導を仰ぐ。
 ○ 「東京の文科省と現場では意識が違う(担当者)」<朝日新聞>
 福島市:
 ○ 作業開始には慎重。「国による土の処分の指針が示されないうちは実施できない。子どもの安全・安心は第一だが、2次被害を出してはならない(学校教育課)」
 県放射線健康リスク管理アドバイザー(神谷研二広島大原爆放射線医科学研究所長):
 ○ 国、県の方針を待たずに実施は疑問。
 「除去土処分について詰めてから取り掛かるべきだったのではないか」
 「除去土の線量がどうなるかは、測らないと分からない。凝固剤は放射線を防ぐものではない」
 福島県教委
 ○ 「今の放射線量は児童・生徒の健康状態に影響を与えるものではなく、表土を削る必要はない」。県立学校での実施は考えていない。
 福島県担当者:
 ○ 「市町村教委で安全性を担保したうえで実施するのであれば、見守るしかない」
 目にしたテレビ報道なども含める。
 細野豪志首相補佐官
 ○ 「われわれが最もアドバイスを聞かなければならない原子力安全委員会は年間20ミリシーベルトが適切と判断している。政府の最終判断だ」(通っているお子さんや親御さんの気持ちがあるから、(被ばく量を)できるだけ下げる努力を当然すべきだ)
 鈴木寛文科副大臣<記者会見(2011/04/20)>:
 ○ 「100ミリシーベルト未満では、がんなどのリスク増加は認められない」

 内閣官房参与の小佐古敏荘東大大学院教授(放射線安全学):
 (29日、福島第1原発事故をめぐり「政府は法律などを軽視し、その場限りの対応で事態収束を遅らせている」と批判し、首相官邸に参与を辞任する意向を伝えた「朝日新聞記事」より)
 ○ 小学校などの校庭利用で文部科学省が採用した放射線の年間被曝(ひばく)量20ミリシーベルトという屋外活動制限基準を強く批判。「とんでもなく高い数値であり、容認したら私の学者生命は終わり。自分の子どもをそんな目に遭わせるのは絶対に嫌だ」と訴えた。「通常の放射線防護基準に近い年間1ミリシーベルトで運用すべきだ」。
 枝野幸男官房長官 (30日午前の記者会見<産経>):
 (小佐古敏荘東大大学院教授が批判した事を受けて)
 ○ 「誤解に基づいている。20ミリシーベルトに近い被曝(ひばく)をすることは想定していない。相当大幅に下回るという見通しのもとで文科省は指針を示している」
 高木義明文部科学相<毎日>:
 ○ 「この方針で心配ない」。「国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を踏まえ、事故継続時の参考レベルのうち最も厳しい年間20ミリシーベルトを出発点とした。今後、できるだけこの線量を低く減らしていくのが適当だ」

 これから、「今からおもえば」ということになる発言集だ。
 ただ、全体的に公式な見解の後のコメントに微妙な発言変化も感じる。
「不要に不安になるような行動をしないで欲しい」ということから「前向きにとらえる必要があり、少しでも放射線量の低いところで、子どもたちが生活する努力は継続すべきだ」へ。
by shingen1948 | 2011-05-01 07:45 | Comments(0)