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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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今からおもえば⑭ 数値は躍っても③

 今の時点でこの「数値は躍っても」を整理することは、事態に対処してくださっている方に対しては失礼なタイミングだと思う。しかし、自分の目を曇らせていた「安全神話」の実際を見つめ直すのはこのタイミングしかないとも思う。

 一昨日、NHK福島で、「県内の放射線量」のテロップの最後のフレーズ、「本日の測定値のうち、最も高い飯舘村の測定値は、これを十分下回っており、健康に影響ないレベル」が消えた。昨日から、最後のフレーズは、「県は、今後の注意点として必要のない外出をひかえ、雨や雪にはできるだけふれない事が望ましいとしています」と替えられた。飯舘村が「計画的避難区域」に変わったこととのかかわりだろうと思う。できるだけ、累積されることを防ぐ対策の必要性を訴えることにしたらしい。

 それでも、FTVは、昨日も頑固に「健康安全宣言」を繰り返す。
 「胃のX線集団検診1回あたりの放射線量は600マイクロシーベルト/回ですが、本日の測定値のうち、最も高い飯舘村の測定値は、これを十分下回っており、健康に影響ないレベルと考えられます」

 最初に目にした「累積されることへの懸念」情報は、「毎日新聞(2011.3.23)」だ。
 「東日本大震災:放射線の蓄積注視を 福島市、自然被ばく年間量超す 24時間屋外なら」の見出しで、福島市で発表される放射性物質測定値を積算すると、1770マイクロシーベルトになることを伝えている。
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 積算の測定値は、文科省や福島県が公表している1時間当たりの放射線量で、14日午前9時~21日午後5時の累積放射線量を推計したとのことだった。
 この時点では、一般人の年間被ばく限度は「自然放射線以外に1000マイクロシーベルト(1マイクロシーベルト)/年」ということだったので、全国の数値でオブラートに包む配慮の中、福島市民に年間許容量を上回っていると警告したものであったと思う。
 毎日24時間屋外にいればという条件下の数値ではあるが、「長期化好ましくない/雨雪、直接触れずに」との小見出しで、福島市民が生活する上での配慮点が見えるような専門家のコメントを載せていた。
 福島県の放射線健康リスク管理アドバイザー山下俊一・長崎大教授
 「福島市の累積放射線量について「直ちに健康に影響を与える値ではないが、もし今後もこの値が長く続いたり悪化したりするようであれば好ましくなく、政府が新たな手立てを検討すべきだ」
 「内部被ばく」に詳しい矢ケ崎克馬・琉球大名誉教授(物性物理学)
 「政府の『直ちに健康に影響しない』という発言は、その後の影響がまるでないように言っており問題だ。放射性の微粒子が体に入ると、体にとどまるため継続して被ばくを受ける。吸い込みを防ぐためにはマスクをする以外にない。野菜などの食品も水でよく洗ってから食べて」
 
 「毎日新聞」は、その後も積算情報を積み重ねるが、その積算はこの時までの数値を除外し、根拠となる測定値も変えている。
by shingen1948 | 2011-04-13 05:09 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)