地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「はやぶさ」デビューと信夫山トンネル

 昨年12月に東北新幹線の東京―新青森間が開通した。
 そして、今月5日には、その新幹線に新型車両E5系「はやぶさ」がデビューするという華やかなニュースを各報道が報じていた。東京―新青森間が、最短3時間10分で結ばれたという。
 この日、東京駅発「はやぶさ」出発直前に客が線路に転落があって遅れたり、途中脚が非常通報ボタンを押して緊急停止をしたりするというトラブルがあったようだが、ほぼ定刻に新青森駅に着いたとのことだ。

 このニュースを聞いて、信夫山トンネルで行われていた工事の意図が分かった。
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 昨年の今頃、養山登拝路口からの参道を探った頃に見かけた工事が、写真の風圧による衝撃を緩和するための装置を設置する工事だった。

 この事については、「信夫三山⑬ ~ 羽山⑨」でふれた。
 金属製の壁を前につき出して設置することで、新幹線が高速で走る事によって発生する気流を制御するとのことだった。そのままでは、高速で走ることによって発生した気流が、トンネルの壁に大きな衝撃でぶつかるので、その力を和らげる必要があるということらしかった。
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 この写真は、信夫山トンネルの今年1月の北側の様子だが、南側も同じような状態だった。
 この時の工事は、先に設置された衝撃を和らげる装置の前に、透明の壁を取り付ける工事のようだった。
 高速の新幹線がトンネルに入る時に生じる衝撃は和らげたが、それでもそこで発生する音は大きくなるのだろう。恐らく、その音や衝撃波を防御するための壁なのだろうと思われる。

 「はやぶさ」デビューの華やかさは、最高時速が300㎞ということがあってのこと。そのための車両側の車体形状の工夫などは、華やかなイベントの中で垣間見ることができる。しかし、このスピードアップに不可欠なトンネル工事は、地味で目立つことはない。それでも、これは不可欠な工夫だ。

 散歩人としては、地味な工夫で支えられている華やかなニュースという視点で捉えるのが楽しい。
by shingen1948 | 2011-03-08 05:34 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)