人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー

さいで地蔵尊①

 「さいで地蔵」というのは、田植えのころ手首がつかれて「さいで」という病気になるが、それを治してくれるお地蔵さんとのこととのことだ。人々は木で舟をつくって奉納するという。

 この「さいで」という病名、他では聞いた記憶が無い。共通語ではなさそうだと思って、地区の出身者に聞いてみるが知らないという。小林氏の「福島の方言辞典」も確かめるが、ここにもない。
地域特有の病名とは思うが、定かではない。福島の中でも、ごく一部の狭い範囲で通用する病名なのかも知れない。
 とりあえず、その「さいで地蔵」なるものを訪ねてみる。
a0087378_4341547.jpg
 これが、この近所の「さいで地蔵」ではないかと思われる。そう思うのは、お地蔵様が舟に乗っていらっしゃるからだ。
 人々は、「さいで地蔵」に、木で舟をつくって奉納するそうなので、お地蔵様それ自体が舟に乗っていてもおかしくはない。
 木でつくった舟は奉納されていないが、その信仰が薄れてきたと考えてもよさそうだ。または、この地蔵様自体が奉納されたということなのかもしれない。


a0087378_4362333.jpg
 この先には、直ぐに目につく地蔵堂がある。本当は、「さいで地蔵尊」はそちらにいらっしゃるのではないかと思っていた。そちらも確かめると、六地蔵の案内柱が建っていた。
 西環状道路によって切り取られた道端にたたずむこちらのお地蔵様が、「さいで地蔵尊」なのだろうと勝手に思う。


a0087378_4513219.jpg
 本当は、こちらは二体であることが気にはなるのだが、……。
 違うよなと思いながら。
Commented by 勘次郎おやじっす at 2011-03-07 10:07 x
う~ん、お地蔵さんと道祖神は確かに・・・。

で古い時代の地蔵尊立像なら「決まり」がありますから、
それで判断するしかなさそうですね。

1、僧形が基本ですから、
  ① 剃髪している。
  ② 装飾のない簡素な衣。
2、お姿は以下のいずれか
  ① 左手に宝珠を持ち、右手に杓杖を持つ
  ② 左手に宝珠を持ち、右手は垂れて与願印を示す
    (このページの大きいお地蔵様のスタイルっす)
  ③ 合掌している

かな~~~。
それ以外のスタイルで男女神が仲良くしていれば、、
道祖神様でいいのかな、、とは思いますですよ。
Commented by shingen1948 at 2011-03-09 11:00
風化していて、確実に地蔵様の形かどうかは判断できそうもないようなんです。
それで、左右の像の形が同じか違うかということでも判断できないかなと思ったのですが、実際は、これも風化の影響を受けているかもしれないとも思えて微妙です。

いずれにしても、言われている通り、この地域は双体道祖神は、貴重な存在なのだなということに納得しています。
by shingen1948 | 2011-03-01 05:02 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(2)