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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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飯坂散歩⑥:「家のあひ」よりほとばしる滝を求めて④

 飯坂温泉史の旅館群とこの滝の位置関係を確かめておきたい。
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 西根堰脇の清龍館の建物は、今はない。旅館として機能していたかどうかは分からないが、なくなったのはそれほど古い話ではない。最近は、この辺りは西根堰散歩道でもつくるのか、工事中で入れない。
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 この中の新松葉屋は、そのホームページで、松葉屋からのれん分けされたとあり、明治26年に子規が来た時点では、この旅館はなかったようだ。
 この地図の清水屋と現在稲荷屋の隣にある清水屋が同じ旅館なのかどうかは分からない。もし、同じなら、考えられるのは移転だ。この地図が正確なものと仮定すれば、明治26年時点では、この地図の位置だった可能性が高いと思っている。位置的にバイパスとかかわる移転かもなどと余計な想像もする。
 なお、椎谷氏は、現在地にこの清水屋を描く。
 残りの旅館群については、今のところ情報はなく、明治26年に存在していたと想像している。

 従って、子規がいう「向かい側の絶壁によりそって、三層楼が立ち並ぶ間から、一條の飛爆玉を噴て走り落ちる」という「立ち並ぶ三層楼」は、今のところ、これらのこういった状況の旅館群だと思っている。
 これは、その旅館群を北側からみているが、それを十綱橋の方面から当時の風景を想像しながら眺めているのが 「飯坂温泉:湯野の橋本温泉」で整理した中の橋から見た橋本温泉であり旧「仙気の湯」である。


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 この滝は、西根堰の排水路とかかわると思うので、この管理記録から滝の位置を特定することもできそうだ。湯野側の西根堰の位置まで道を拡張するのが、明治19年(1886)だから、その道路の変遷資料からたどれる可能性もありそうにも思う。


 なお、椎谷氏は、この滝がみえることとのかかわりで、子規の宿泊地を松葉屋と仮説を立てているように感じたが、自分は、子規は十綱橋近くからこの滝を見たと思っている。今のところ宿泊地は、湯町だと思う。

 この「涼しさや瀧ほどばしる家のあひ」の句碑の存在も、まだ曖昧なままだ。
Commented by 渡利の住人 at 2012-07-05 09:16 x
この滝は西根上堰の臨時の排水口から出ていた水です。
当時は排水口の止水が不完全だったため、常時水がこぼれていて
幅が5mくらいの滝のように見えいたようです。
向かい側は当時、若喜旅館がまだなかったので完全に見えていました。
その後、昭和30年ごろ、コンクリートで完全に排水口を閉めて
しまったため、水は出なくなりました。
Commented by shingen1948 at 2012-07-06 14:39
情報ありがとうございます。
矢張り、十綱橋から見えたんですね。その場所なんですが、この時点では、松葉屋さん付近だったのですよね。子規がこの滝を詠んだ時点も、ずっとその位置にあったということでいいんでしょうか。写真を確認して、現在の緑の建物の辺りかなというふうにも思ったのですが、……。
Commented by 渡利の住人 at 2012-09-01 18:20 x
現在の写真で滝の位置を示せば緑色の建物の右側の端を滝の中心と考え、
建物の内部に2m、さらに建物の右側の外部を2m、合わせて4m位の幅の滝で
あった。

<写真>
http://www.adreve.com/photo/iizaka20120730.JPG

当時明治27年頃は向い側飯坂の方は十綱橋から上流部分には若喜旅館は
なく、対岸の湯野の方は良く見えたと思うが、十綱橋から稲荷屋の建物が
あるので滝は見えず道を登って行くにしたがって滝が見えて来たと思います。

滝は昭和20年頃まで見えていました。

ついでにこの写真で云えば緑色の建物の部分は井佐野屋で昭和12年頃は
本当の物置で亀や旅館が使っていた。

赤い屋根とその左側の建物は清水屋であった。

子規が泊った「ワダヤ」とは、横町にいる和田さんがやっていた宿かも
しれない。ラジオ福島にいたМ氏が知っているかも知れない。М氏は和田家の
息でМ家に養子に行ってМ性になった方だから。飯坂生まれで77歳と言えば
わかるでせう。
by shingen1948 | 2011-01-10 07:30 | ◎ 芭蕉の足跡 | Comments(3)