地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島自立更生促進センター考②

 この地区で、社会更生施設に反対する看板をみる驚きは、他の人より強いかもしれない。というのは、この地区では、刑務所等も含めて、社会更生施設に対するマイナスイメージは無かったはずだと思っていたからだ。
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 はじめて、この地区で感じた違和感は、これとは逆だった。それは、「刑務所通り」という表現に感じたことだ。
 刑務所通りというのは、現在の刑務所を設置するためにつくられた新道のことだ。正直なところ、自分には刑務所にはマイナスのイメージを持っていた。それを何の違和感もないどころか、誇らしげにそうよんでいたのだ。その呼称が消えたのはごく最近だ。
 これは地区案内図だが、今でも、こういうところに、その名残がある。

 そういう地区だったところに、この反対の看板が建ったのだ。それが、法務省の働きかけに起因しているということらしいのだ。
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 最近分かりかけてきたのが、なぜ刑務所に違和感が無かったのかという事だ。
 それが、「福島の水道初めて物語」とかかわることなのではないかと思えてきている。
 この地区の誇りは、豊かな水だったのではないかと思う。その豊かな水が「福島の水道初めて物語」の水源となるのだが、これが、刑務所の前身である監獄署と深くかかわっている。
 監獄署は、この福島の地に自慢の近代建築物として登場するのだが、その近代水道の確保と福島のライフライン施設として水道を敷設することとがかかわりあっているのだ。
 その監獄署が、昭和25年(1950) 福島刑務所として独立した後、昭和30年(1960)に現在地に移転する。この現在地が、この水道の水源地近くだったのだ。
 刑務所は福島の近代化を導き、それは地区の自慢の豊かな水とつながっているという事が、背景にあるのではないかと想像する。

 保護観察所の上層部の方々は、こういった地区の方々に、とりあえず絶対反対をすることの大切さをお教えくださったということであり、そのことに驚いているということだ。
by shingen1948 | 2011-01-02 05:19 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)