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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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安江君碑を探す:安江繁家34

 今年の夏(7月23日~8月25日にかけて)、安江繁家氏を追って整理してきた。その時に、「安江君碑」にかかわる情報があって探していたが、見つけることが出来ないでいた。
 直ぐに探すのを諦めたわけではなかった。何度か試みた。
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 その障害になったのは、その辺り一面、草に覆われていたことだ。Masa氏からの情報を頂いて、位置的には見当がついていたのだが、探し出せなかった。
 こういう時には、待つ姿勢が大切だ。要は草がなくなればいいことで、散歩人としては枯れの時期を待てばいいと思っていた。


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 先日出かけてみたら、その碑は直ぐにみつけることができた。奥のガードレールが見えるその奥が、大笹生城とされるところという位置関係だ。

 この斜面にポツンと建つ碑を「安江君碑」とするのは、「心の文化財(福島盆地を歩く会)」だ。 安江繁家氏を追っていたので、確かにそのかかわりで見たいとは思う。しかし、必ずしもそういう見方だけではなさそうでもあるようだ。これを「福島の町と村Ⅰ」では、「大笹生館にある古碑」とする。

 位置的にも、いろいろな見方が出来そうだ。
 確かに、大笹生館とかかわる位置とも見える。しかし、ここを鳳台寺という字名の地域の北西の丘とも見れるような気もする。
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 鳳台寺というのは、例の明治初期の宗教政策で東禅寺に統合されて廃寺になったといわれる。この鳳台寺は、その開基も分からない寺だが、その寺とかかわる位置とみれないこともない。
 その統合された東禅寺も、この鳳台寺から遠くない。
 古碑からそれらの寺の方をみるとこんな感じだ。奥に見えるのが東禅寺で、手前が鳳台寺という地名辺り。

 この東禅寺が、瀬上康秀氏が明応7年(1498)に菩提寺として建てたられたともいわれているらしい。しかも、この瀬上康秀氏が大笹生塁主だったのではないかとの説もあって複雑だ。
 「福島の町と村Ⅰ」が「大笹生館にある古碑」と写真を掲げるページには、瀬上氏と大笹生の解説が載っている。「古碑」とはしているが、それとかかわる碑だといわんばかりだ。
 瀬上氏が大笹生とかかわることは確からしさが大きいようだが、その塁の主であるというのは推定の域を出ないらしい。
 瀬上氏が大笹生とかかわった年代と「瀬上家譜」と照らし合わせて、かかわった人を康秀の代と特定している。そう特定すればということで、大笹生とかかわる時代の瀬上氏が紹介される。
 この方は、その後猪苗代氏三男(宗康)を養子に迎えて跡を継がせる。 
 永正13年(1516)に飯坂但馬氏の讒言によって陥れられたりするのは、その宗康の代という。 天文の乱では、宗康の子信康が晴宗方について、天文22年(1553)、羽州置賜郡野谷地を宛がわれるようになるとのこと。
 瀬上氏は、この時期に大笹生を引き上げて、各地を転戦することになったのではないかと解説する。
 
 カテゴリーも、「安江君碑」なら「天地人の時」だが、瀬上氏とのかかわりなら「伊達氏」となる。 
 
Commented by MASA at 2010-12-29 12:57 x
ご無沙汰しております。
その後、「大笹生館にある古碑」、「鳳台寺」について、図書館等で資料を探しましたが全く見つけられませんでした。ただ、大笹生字鳳台寺と古碑の位置については、「福島の小字(福島市資料叢書第38輯)」のP117(95番として表示)を基に、yahoo!地図(写真)と地籍図(福島県歴史資料館蔵)をマッチングして、位置関係が特定できたのが救いです。
Commented by shingen1948 at 2010-12-31 03:19
 お久しぶりです。いろいろ確かめていらっしゃるんですね。
 あの後、大笹生ダム方面を確かめようと思って出かけたら、警察の不審な洋服の捜査とかと出会って、出鼻を挫かれてしまいました。
 
 この鳳台寺については、私も気になっています。何か確かめるものがある時には、この寺とかかわることと偶然出会えないかなとと思っていますが、今のところ出会えまていません。
 東禅寺の由緒に統合されたのだから身近なところではとも思えるし、遠方の縁かも知れないとも……。
 また、情報ありましたら教えてください。
 よいお年を!
by shingen1948 | 2010-12-29 06:00 | ◎ 信夫の里(天地人の時) | Comments(2)