「天海僧正両親の墓」(龍興寺)に立ち寄る④
2010年 12月 07日
ここの蓮池はよく整備されているという情報。その蓮池は、駐車場の側あることを確かめておく。
今はその季節ではないが、国宝の「一字蓮台法華経」が納められていることに由来して、蓮池が整備されたとのことだ。大賀蓮や中尊寺蓮、黄玉杯が咲くという。見頃は、7月初旬から半ばあたりらしい。
この大賀蓮は、平成8年に東京大学農学部付属緑地植物実験所よりもらい受けたとのこと。昔、霊山の小国でこの大賀蓮の栽培を試みている植物愛好家の方の苦労話を聞いたことがあった。それが、ここでは次の年には咲き始めたと聞く。
中尊寺蓮は、中尊寺の蓮の池のものを株分けされたものと聞く。
黄玉杯は、日本の白蓮とアメリカの「黄蓮」を掛け合わせたクリーム色の蓮とのこと。
その季節にまた用事ができれば、立ち寄ってみたいと思う。ただ、手入れをされている方は、相当な思い入れであると思うが、自分にそこまで感じとれる自信は無い。
六地蔵の前に、「会津五色不動巡り」の立て看板が建っていたが、これは先に確認していなかった。
後で確認したら、ここは赤色の離脳不動とか。それとかかわるのが本堂の前に建つ蔵造りの建物だったようだ。
※五色不動とは、五行思想の五色(白・黒・赤・青・黄)の色にまつわる名称や伝説を持つ不動尊を指し示す総称とか。有名なのが、「東京の五色不動」で、家光が天海僧正の建言で、5箇所の不動尊を選んで、天下太平を祈願したことに由来する等の伝説とか。ここにも天海僧正が登場する。
ただ、『五色不動』という名称が登場するのは明治末から大正始めとのことだ。伝説自体は江戸時代からの都市伝説だとか。恥ずかしながら、この確認で目白だとか目黒とかの地名が、これらと絡むことを知る。