「はやぶさ」を支えた部品
2010年 11月 18日
それによると、特殊形状のヘラで採集した微粒子は1500個程度で、電子顕微鏡で分析した結果、隕石に含まれる鉱物の割合とほぼ一致したとのことで、これらが小惑星イトカワ由来と分かったという。
先に、はやぶさが無事に地球に帰還したことも大きなニュースになった。その時に、コラッセ福島でもその展示が行われ、それに立ち寄っていた。
「はやぶさ」は、2003年5月に打ち上げられ、2005年11月にイトカワに着陸し、表面の岩石やチリの採取を行ったのだが、それが行方不明になったり、エンジンがすべて故障したり等々のトラブルを乗り越えて今年6月13日オーストラリアのウーメラ立入制限区域に着陸したとのことだった。そして、「はやぶさ」のカプセルも、無事に回収され6月17日には日本に到着したということだった。
この展示で、任務を完遂した「はやぶさ」という大きな存在は、多くの精密で小さな部品によって支えられていたことが分かる。
今回のこの全国的なニュースを、地方紙である「福島民友」は、地方の立場で主要ニュースに挙げていた。
ここで採用された宇宙用リチウムイオン電池は、いわき市の古河電池いわき事業所のものとのこと。
会津大は、はやぶさのプロジェクトに利用された画像を3次元化して可視化する技術や、運用支援システムの研究でのかかわりとか。
壮大過ぎて縁遠そうな話題を、身近に引き付ける視点がいい。