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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「はやぶさ」を支えた部品

 「はやぶさ」のカプセルに入っていた微粒子が、小惑星イトカワ由来であることを確認できたと各報道が大きく伝えている。
 それによると、特殊形状のヘラで採集した微粒子は1500個程度で、電子顕微鏡で分析した結果、隕石に含まれる鉱物の割合とほぼ一致したとのことで、これらが小惑星イトカワ由来と分かったという。

 先に、はやぶさが無事に地球に帰還したことも大きなニュースになった。その時に、コラッセ福島でもその展示が行われ、それに立ち寄っていた。
「はやぶさ」を支えた部品_a0087378_6185266.jpg 「はやぶさ」は、2003年5月に打ち上げられ、2005年11月にイトカワに着陸し、表面の岩石やチリの採取を行ったのだが、それが行方不明になったり、エンジンがすべて故障したり等々のトラブルを乗り越えて今年6月13日オーストラリアのウーメラ立入制限区域に着陸したとのことだった。そして、「はやぶさ」のカプセルも、無事に回収され6月17日には日本に到着したということだった。
「はやぶさ」を支えた部品_a0087378_6201713.jpg
 この展示で、任務を完遂した「はやぶさ」という大きな存在は、多くの精密で小さな部品によって支えられていたことが分かる。

 今回のこの全国的なニュースを、地方紙である「福島民友」は、地方の立場で主要ニュースに挙げていた。
 ここで採用された宇宙用リチウムイオン電池は、いわき市の古河電池いわき事業所のものとのこと。
 会津大は、はやぶさのプロジェクトに利用された画像を3次元化して可視化する技術や、運用支援システムの研究でのかかわりとか。
 
 壮大過ぎて縁遠そうな話題を、身近に引き付ける視点がいい。
by shingen1948 | 2010-11-18 06:27 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)