スズメバチ騒動⑥
2010年 10月 23日
危険はできるだけ避けたい。動物との共存などと理想論を語ることができるのは、その条件として自分にかかわらないこと、例えかかわっても被害が無いということが保障されていることが最も大切なことだ。一義的な本音は、危険を避けたいということだ。
スズメバチの被害の場合、ハチの一刺しでは済まないらしい。ミツバチは刺すことによって針がとれて命がけの一刺しだが、スズメバチの場合は何度でも刺せるという。更に、刺すと、そこから仲間を呼ぶような物質が分泌されるらしくて、そこに他のハチが集まり刺されるという羽目に陥りやすいという。もつと怖いのは、一度刺されたことがあるので、このアレルギー反応だ。
この危険を避けるのには、出逢わないで済むようにしたいものだ。これからは、巣作りの最初の段階に撤去することにしたい。
ハチの巣作りの最初は、女王蜂が単独で母体となる巣を作るということだ。そこに、働き蜂の卵を産み続けていくという。この時点での巣の形はとっくり型というこだ。
何事もなくこの働き蜂が無事成長すると、今度は働き蜂が中心になって巣の拡張を
続けていくという。その中で、女王蜂は産卵のみに集中することになるとのことだ。この時点の巣の形は、とっくり型の先が少し小さくなっているということで、ここには、働き蜂が潜む可能性もあるということだ。
夏を過ぎると、女王蜂は雄蜂と新しい女王蜂の卵を産むようになり、秋にはこの雄蜂や新女王蜂が巣立っていくということだ。
この女王蜂が別の巣の雄蜂との交尾を終えると、来年の巣作りまで越冬する。
そして、これが最初の春の巣作りにつながる。
このサイクルの中で、素人が手だし出来そうなのは、春だけのようだ。しかも、その中の女王蜂が一人で巣作りをしている間のようだ。巣の形はとっくり型、その中でも、徳利の先がまだ削られていない時ということだ。
もう一つの解決策に、ハチを誘い込む装置があるようだが、こちらはまだ確認していない。
今回、自分にかかわるハチ騒動は平穏に推移した。
テレビ番組で、都会のハチ騒動での専門家の方の派手なパフォーマンスを見て楽しかったが、自分にかかわる時には、地味で何事もなく平穏に進むのがいい。
専門の方が言うには、田舎では例え住居に巣食われても、そんな派手なパフォーマンスはないという。住居破壊は最小限度にして、ハチの被害に遭わないように工夫するということになるらしい。
田舎では、あくまでも何事もなく平穏に進むという地味なやり方になるらしい。自分のことなら、田舎流がいい。