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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島の建築35

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 これが警察署であることは、写真から読み取れたが、この場所はどこかという事の確認をする。というのは、曖昧な知識として、警察署は元々旧福ビルにあったはずだというイメージがあるからだ。もっとも、この当時は、すでに福ビルであったという知識もあるので、現在の警察署のところという見当はついてはいる。

 図説「福島市史」の「近代警察・消防・衛生」の項で確認する。
 旧福ビルの地から現在地には、大正15年に移転している。ここは、旧信夫郡役所跡地だったらしい。
 この建物は、昭和9年の竣工で、この後ろに昭和14年に増設された福島市常備消防部の望楼があるのだが、それが切れているらしい。
 この建物の時代、昭和23年に現市立図書館に福島市警察署が発足し、昭和24年にこの庁舎に移転し、昭和29年に自治警察署廃止するという消えた経緯も挟むようだ。かの有名な松川事件は、その間の出来事らしい。

 警察署は元々旧福ビルにあったというのは、少し違うらしい。明治20年の福島駅開設に伴って、旧寺島脇本陣敷地(前福ビル敷地)に移転したとある。最初に旧福ビルのところというのではないようだ。
 それ以前は「黒沢本陣跡地」らしい。絵図に「明治12年ヒラク」ということになっているとある。「寺島脇本陣」と「黒沢本陣」を絵図で確認しないと、最初の警察署の位置が分からないということらしい。
 解説に、「10年募金、12年落成か」ともあり、警察独立の市民の祝意の寄付によって庁舎を新築した事も分かる。
 この建物も、有名な明治14年の甚兵衛大火で焼失して19年に再建される。だが、福島駅が開設されることになって、明治20年には前福ビル敷地に移転したという経緯のようだ。 
by shingen1948 | 2010-05-30 05:27 | ◎ 福島の建築 | Comments(0)