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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島の建築 ⑪-3~第一勧業銀行福島支店

 福島の建築 ⑪は、「煉瓦造りの山神様」で、そのかかわりということで、その2として「福島煉瓦業の碑」を整理した。
 その山神は、「山神神社由来記」の案内板の説明によると、「明治25年に、ここにあった煉瓦工場の初代稲葉氏が発起人となって、12人の世話人と煉瓦職人と地区民の無病息災、山仕事の安全を祈念して鎮守山神神社を創建した」とのことだった。
 その煉瓦工場の概要は、次のように説明されている。
 明治25年(1892)、加茂郡上河津村出身の稲葉常松氏他2名で、この地に初めて煉瓦土管の新事業を現橋本花園付近に創立されたとのことだ。当時は、一般的に土管場と称されていた。

 ここでいう創設者の3名というのは、「福島煉瓦業の碑」によると、「陸前国本吉郡松岩の畠山六兵衛氏、伊豆国加茂郡上河津村の稲葉常松氏、岩代国耶麻郡山都村の小沢昌次氏」ということになる。

 福島煉瓦とのかかわりを持つ建築物を意識していくつか整理した。しかし、その象徴的な建物は現存しない。ここまでだなと思っていたところ、昭和43年頃撮影された勧銀の写真が出てきた。
福島の建築 ⑪-3~第一勧業銀行福島支店_a0087378_4353416.jpg

 これは、福島煉瓦使用との情報がある代表的な建物だ。
 今は写真を撮る時に、できるだけ人が写り込まないようにしているが、ここにはそれが無い。生活の匂いを感じる。
 ぱっと目につくのが、茂庭の方のキノコを売り。今思えば、写り込むのが当然の風景。周りの様子と相まって懐かしい。
by shingen1948 | 2010-05-26 05:11 | ◎ 福島の建築 | Comments(0)