人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

伊佐須美神社②~薄墨桜

 伊佐須美神社の楼門脇から中に入ると、拝殿の左前に、薄墨桜の御神木がある。
a0087378_4372933.jpg
 外の桜は、今が満開だが、ここはようやく咲き始めたところだ。案内板の説明にも、この桜がやや遅れて花が咲く事が記されている。
 それでも、例年なら、4月29日が花祝祭とのことだ。この時には、この花を入れた餅をついて祝うということだ。今年は、5月連休でこの状態だ。花祝祭はどうだったのだろうか。
花が咲けば、「香りの薄墨桜」と称されるほど、桜の香りに満ち溢れるという。「新編会津風土記」にも、香りの素晴らしさが記されているとか。
 藩主松平容保公も「世の人の心や深く染めぬらん うすずみ桜あかね色香に」とその香りの素晴らしさを詠んでいるとのことだ。
 この木は、明治38年の火災で焼けたが、芽吹いてが育ったという。そういう意味では、樹齢は約80年というところか。
 天然記念物
 薄墨桜
a0087378_4401817.jpg
 所有者:伊佐須美神社
 種 別:オオシマザクラの一品種
 薄墨桜は伊佐須美神社が明神ケ岳からこの地に還座された当時からの御神木であると伝えられる。何度か火災に遭うも芽吹き、会津5桜の一つに数えられている。
 花は八重に一重も交わり、白く淡墨を含んだ花色は薄墨桜の名にふさわしい。花が終わりに近づくと中心から紅色が濃く色づく。普通の桜より少し遅れて咲く。
 毎年4月29日にはこの桜樹の霊をまつる花祝祭が行われ、この花を入れた餅をついて祝う。香気深く花の色艶やなので花時には多くの人が訪れる。またこの桜花を詠んだ歌も多い。
 いかはかり神やめつらん春ことに
             匂ひは深き薄墨の花
                弘化4年 水野清雄
 平成9年3月
 会津美里町教育委員会
 ※ 美里の部分が貼り付けられているのは、その前は、高田町の表記だったのだろう。
 ※ 案内板にはないが、「会津美里町の文化遺産オンライン自然編」によると、「会津美里町指定天然記念物」には昭和46年4月1日に指定、「福島県緑の文化財」には昭和57年9月13日に県に登録されたようだ。藩主松平容保公の歌も、ここに紹介されていた。
by shingen1948 | 2010-05-07 04:42 | ★ 季節便り | Comments(0)