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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島の建物33

 10月完成をめざす福島市役所の新庁舎東棟工事現場で11日に市民見学会が開かれたというニュースをみた。
 約100人が午前と午後に分かて、見学会に参加したようだ。参加者は、建物内に入り、2階の窓口部門を中心に回り、各施設の説明を受けたという。
 記事にはないが、完成時点で、旧庁舎はすぐさま取り壊されるようだ。
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 個人的な用事は、支所で行うので、この建物についてはよく知らない。懐かしいという感じはない。
 ただ、新しいものに変わるときには、誰かが古きものにも目を向けるものというだけだ。
 統合される小学校では、新しい学校での入学式が報じられると共に、古い校舎を去る記念のイベントも報じられている。
 山形新幹線では、古い車両の見送りに多くの人が集まった。


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 入ると直ぐに、二階へ向かう通路が目に入る。右手が食堂、その向かいが購買部。
 旧市役所庁舎は、愛着を持つには無機質な建物だったかもしれないとも思う。機能のみを考えた建物だったかもしれない。


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 玄関には、受付と各部屋の案内板が掲げられる。


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 花見山の花が飾られる。


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 去りゆくものに愛着を示さないのは、後ろを振り向かない地域性のような気もする。
 失うものには愛着を示さないが、失ってしまったものには愛着を持とうという動きはあるようだ。 
 失った地点で、写真で振り返れるようにしようという試みと、今失うものは無頓着というのは、ちぐはぐなような気がしないでもない。
Commented by はなまる at 2010-04-28 23:56 x
こんにちは。市役所は数年前に実家の建築証明か?の書類を探しに出向いた時に、やたら狭苦しいところに職員が犇めき合っていてビックリしたものです。また、1階で手続した時はこちらの用件が筒抜けで周りを気にしながら手続したことが思い出されます。限界なのかな?と感じましたが。もう30数年前に嘱託で半年くらい働いたことがありましたが、市役所全体を見て歩た記憶がなく、薄暗いところが結構あったような建物・・・、そんな風に感じていましたっけ。でも残しておきたい部分(部屋)もあるのでしょうか?新庁舎建設に随分時間がかかりましたね。
Commented by shingen1948 at 2010-04-29 05:29
 建築は人の行為なので、その物には行為者の心持が現れると思っています。
 それは、技術者の業に対するプライドだったり、材料への拘りだったりすることもあれば、使用している方の修理の仕方や表示の心配りだったりします。
 これは、建物に接した方の考え方の反映でもあると思っています。

 おっしゃる通り、私も人為の心を見つけることができませんでした。
 この無機質さがこの建物の特徴のようです。今回見に行って、先が見えたものには手をかけないということと、立ち止まって振り返ることをしないという考え方の特徴も見えました。
 言いたかったのは、良くも悪くもこういった価値観が、この建物に反映されていることと、その価値観の中に自分もいるということを実感したということです。
by shingen1948 | 2010-04-28 10:12 | ◎ 福島の建築 | Comments(2)