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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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 前回、小原集落についての手持ち資料と見比べてみたところだが、抜けているところがあった。
 その一つが、「ふくしま市景観100選」に選定されているということ。
 その選定理由が、何百年もの間 乱開発を免れてきた場所ということと康善寺の前身とされる秀安寺の庭園が今も残っているということのようだ。
 確かに、そのうちの康善寺の前身とされる秀安寺跡の雰囲気は感じられたと思っている。
 ただ、もう一つの選定理由の何百年もの間乱開発を免れてきた場所という事についてはそれほどのインパクト感はなかったと思う。
 確かに豊かな自然は残っているようだが、半沢氏が散策する頃に出会ったと想像される失われていた風景が残っているということではなかった。

 ちょっと気になるのが「乱開発を免れてきた」という表現。
a0087378_1640598.jpg この九十九折れの道筋に沿った水路は、この集落の帰りに撮ったものだ。
 多分、この上部の貯水池は、宅地造成によって減少した保水力を調整するものなのだろうと思う。 この水路は、そこから流出される水の勢いを制御する為のものだろうと想像する。
 そういう意味なら開発の負の遺産かもしれないが、その水路に沿って道路も整備されている。
 自分がここに来てみようと思ったのは、この道路を車で下れば集落に行けるという目算があったからだ。これも乱開発と同意ということなら、自分はその開発の恩恵を受けてやってきたということになる。

 もう一つ抜けていたのが、この集落全体がマホロンの遺跡データベースでは、縄文時代、奈良平安時代の遺跡散布地「小原遺跡」として登録されているということ。
 奈良平安時代の遺跡散布地というとからは、黒岩村や鳥谷野村の集落が中世資料で確認でき、更に古墳、奈良平安時代の遺跡が確認できるということだったが、小原集落も同様な背景を背負っているということになるのかなと想像する。
 また、縄文時代の遺跡散布地ということからは、勝手にこの上部の学檀遺跡との関連性を想像してしまう。
# by shingen1948 | 2019-04-18 16:41 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)
 小原集落についての手持ち資料と見比べてみる。
 その一つが、半沢氏の「歴史地図」てば「中門造り」のメモ。
 中門造りというのは、外見上は、主屋の棟方向に対して直角に中門の棟が取り付けられているという構造的な特徴があるようだ。
 恐らく、半沢氏が散策する頃までは、その時代に失われていた風景が残っていたという事なのだろうと思う。
 資料等で確認すると、その中門の棟の内部は、通常主屋への通路、馬屋、便所などを設けられているという。他に、駄屋として、干し草置き場や木小屋として利用される機能も持たせていたらしいことが想像できる。
 農耕馬との共生、冬の閉ざされた生活を維持するために必要な機能が備わった造りだったということなのだろう
 外からうかがうだけだが、現在の風景を見回してみた限りでは見当たらない。

 その二が、対岸の散策の中で小原集落だろうと推定するのに目印にしていた民家。
a0087378_106859.jpg それが、この川沿いに建つこのお宅だと思う。


 その三は、寺の伝説にかかわる「阿弥陀淵」。
a0087378_1075284.jpg 具体的に何処かは分からないが、とりあえず釣り人に聞いて先のお宅の南側から阿武隈川に出てみたのが、ここ。


 その四は、満願寺・虚空蔵尊の旧参道が小原集落に続くとあったこと。
a0087378_108414.jpg この道筋がそれだと思う。
# by shingen1948 | 2019-04-17 10:09 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)
a0087378_853843.jpg ここが阿弥陀の森の阿弥陀堂のようだ。右手の祠はそれそれの屋敷神だろうか。


a0087378_8534811.jpg 阿弥陀の森の阿弥陀堂から集落を望む。地元の方の視点での眺めが、この風景なのだろうと思う。
 阿武隈川をはさんだ向かいの山地に南向台団地の民家が見える。


a0087378_8542875.jpg 足元には、カタクリの花が咲いている。

 どの風景をとっても、手入れの行き届いた花木が写り込み、季節感を漂わせる。
 多分、この手入れの行き届いた自然環境は、自らの豊かな日常の為に施されたものであって、第三者を意識していないのだと思う。
 そこがいい。
# by shingen1948 | 2019-04-14 08:55 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)
 元秀安寺の庭は手入れが行き届いているのだが、西側の山際にも季節感を漂わせる手入れの行き届いた花木が目を引く。
 そちらに向かってみると、石段の前に案内柱が建っていた。
a0087378_18185431.jpg
 「阿弥陀如来堂(阿弥陀森)」
 阿弥陀如来菩薩
 厨子入阿弥陀如来立像(木造)
 善光寺式阿弥陀如来三尊像 赤間家が守り、祭日陰暦3月4日

 石段の先に阿弥陀如来堂があるのだろうことが分かる。そして、()で阿弥陀森と紹介されるのはこの手入れの行き届いた花木が植えられた丘で、そこに阿弥陀如来堂が建っているという事なのだろうと思う。

 昨日この集落に着いた時に最初に目にした風景写真を掲げたが、実際に感じた事と微妙な違いがある。
 掲げた写真では分かりにくいが、実際の感覚ではこの写真のその右側の山際の丘に手入れの行き届いた花木が季節感を漂わせているのを感じている。
 その時に感じた感覚ではこの丘がはっきりと見えている。
 こんな感じだ。
a0087378_18205758.jpg 案内柱の説明と照らし合わせると、この丘が阿弥陀森という事になる。西の深山を背景にこの丘の頂に阿弥陀如来堂が建っているという事なのだろうことが分かる。
 仏教的な意味を含んだ風景としてのイメージが強化される。
# by shingen1948 | 2019-04-11 18:24 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)