桑折や伊達に進む道から、川沿いに向かう道をみつけて、坂を降りていく。
この堰の取水口は、十綱橋の下流で、対岸に電車駅があるということを目印に見当をつける。
摺上川が見えてきてほっとするが、取水口方向に向かう道には、ここから先は行き止まりという標識が立って不安にもなる。
その行き止まりの所に、下堰の取り水口があった。
川から取り入れられた水は、直ぐに隧道に入る。行き止まりの標識のところまでは、どこを通っているかの想像もつかない。
下ってきた道とクロスするあたりで、進んでいく水路が想像できる地形になる。
この歩道になっている部分は、下堰の水が流れている隧道だろうと想像して進む。
やがて、地表に水路が顔を出して、流れは、地形に沿って進んでいく。
しばらく行くと、旧取水口の標識がある。古くはここから水を取っていたということで、川の方を見る。そこには、下水処理場があるだけで、面影はない。
河原にも出てみるが、ここでも取水口の様子は分からない。
戻って、下水処理場の前の道を進んでみる。
道沿いに、古い土手状の地形らしきものがあるので、勝手にこれかなと思う。
土手に登り、その土手状らしき地形と繋ぐ凹んだ地形を結ぶ地形を探す。
このあたりかなと勝手に思うが、定かではない。
下堰は穏やかな流れである。春の景色が似合うはず。田植えのころに、水路沿いに景色を楽しみながら歩いてみたいものだと思う。