地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン

2017年 10月 05日 ( 1 )

 先に宇都宮を散策した時に、宇都宮二荒山神社にも立ち寄って、「宇都宮城⑤」・「宇都宮城⑥」として整理している。ただ、浅川の示現(慈現)太郎神社がここに飛んだなどという言い伝えがあるなど全く知らなかった。
 〇 宇都宮城⑤
 http://kazenoshin.exblog.jp/8181100/
 〇 宇都宮城⑥
 http://kazenoshin.exblog.jp/8184231/
a0087378_6321294.jpg 浅川の示現(慈現)太郎神社がここに飛んだとするならば、最低限ここも示現(慈現)太郎神社でなければいけないと思ったので確認してみると、それらしいとするものに行き当たる。
 「栃木県における柿本人麻呂解釈の展開―宇都宮大明神と人丸神社(佐藤智敬)」に宇都宮大明神麻呂祭神説とかかわって、ここが示現神社であることの解説があるのを見つけた。

 「この宇都宮の二荒神社は宇都宮市街の中心に鎮座している著名な延喜式内社である。そしておそらくは「示現神社」と柿本人麻呂をつなぐ鍵となる神社である。この神社は日光二荒山神社とともに下野の名社として信仰されてきた。現在この神社は豊城入彦命を祭神としているが、かつてこの社は示現太郎を祀るとされていた時期がある」

 その時期とは、南北朝時代とのことだ。
 ここでは、その時期に作られた「神道集」の記述をもとに解説される。
 諏訪大社の縁起である「諏訪縁起事」には「甲賀の太郎殿は自本下野国宇津の宮に御在は示現太郎大明神と顕給御父の甲賀の権守は赤山大明神顕給御母は日光権現顕給、皆御本地弥陀薬師普賢千手地蔵等なり」との記述があるのだそうだ。
 また、「宇都宮大明神神事」で甲賀の三兄弟については微妙な差があるものの、宇都宮が示現太郎大明神を祀るという内容では一致しているとのことだ。

 この論文では、この後、示現神社=祭神人麻呂ではないことを証明するのにいろいろな資料を提示してくどい言い回しになっている。言いたいのは、栃木には他にも示現神社はあるが、その祭神はすべて示現太郎大明神であるということのようだ。
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by shingen1948 | 2017-10-05 09:30 | ◎ 信仰と文化 | Comments(0)