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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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真鍋嘉一郎と、ラジウムと、夏目漱石と……④

 実際に歩いて、真鍋嘉一郎氏が宿泊したり、試料を採ったりしたであろう源泉を想像するヒントを求める。
真鍋嘉一郎と、ラジウムと、夏目漱石と……④_a0087378_5444991.jpg
 赤川筋温泉を南側からたどっていくと、温泉街から新道を進んでたどり着く右岸の赤川筋温泉入口に出る。
 ここが、その入口だ。


真鍋嘉一郎と、ラジウムと、夏目漱石と……④_a0087378_5455677.jpg
 その旧道らしき道を進むとタイムスリップを期待させる風景になる。


真鍋嘉一郎と、ラジウムと、夏目漱石と……④_a0087378_5464668.jpg
 そこをさらに進んでいくと源泉らしい風景が飛び込んでくる。恐らく石碑のあるあたりが赤川筋温泉の源泉の一つで、この小屋がその管理にかかわる小屋ではないかと思う。位置的には、現吾妻館・赤川館・金瀧館の間の風景だ。
 「飯坂湯野温泉史」には、各旅館の開祖者の氏名と年代がある。これから勝手に推定すると、これはその後いろいろな変遷はあるだろうが、文化9年(1812)あたりから続く歴史ある風景なのではないかと想像する。


真鍋嘉一郎と、ラジウムと、夏目漱石と……④_a0087378_5501267.jpg
 赤川館の裏手に細道があるが、行き止まりになっている。ここで、旅館関係者らしいお年寄りの方に出会ったので、泉洲閣とその源泉について聞いたが、耳が聞こえないらしく、こちらが迷い込んだと合点して、いろいろ道案内をして下さった。
 これ以上は長居できそうにないので、お暇した。


 ただ、もう一度地図を見直すと、泉洲閣の源泉と旅館は、橋を渡った直ぐ右隣だから、先の想定位置よりも、この使われなくなった家屋になっているあたり、あるいはこの家屋自体ではないかなと勝手に想像し直した。
by shingen1948 | 2009-05-14 05:54 | Comments(0)