「阿津賀志山防塁」の実感を求めて
2008年 04月 27日
少し実感のためのヒントが見えてきたので、整理しておく。
まず、防塁の地点をみつけその周辺を探る。
単純に阿津賀志山展望台まで登れば、概観できると思った。それを見透かされたように、確かに説明板が設置されて、見晴らし台があって四方が見渡せるようになっている。しかし、これで概観できるのは、もうすでに阿津賀志山防塁を実感できている人だけだ。
その途中、阿津賀志山防塁始点という標示板を見つける。周りを見渡すが捉えられない。
とりあえず、周辺を探り、山から降りぎわに、阿津賀志山を眺めてみが、実感的に捉えられない。山を遠望しておく。
旧国道を仙台方面から福島方面に下っていくと、阿津賀志山防塁横断という標示板を見つける。周りを眺めるが、横断はしているのだろうが、実感的に捉えられない。阿津賀志山防塁を見学するための駐車場があるので、とりあえずそこに車をとめ、たまたま通りかかった方に伺う。
「よく分からないがその竹やぶの中だ」というので、覗いてみると確かに、人工的に掘ったと思われる溝がある。
溝に沿って東に向かって坂道を下ってくと、集落を通る道があるが、降りきったところで防塁なるものの線が消える。道に出てみると、遠矢崎地区防塁への案内板をみつけ進んでみるが、どこを指しているかが分からなかった。しかし、線的な位置が漠然と分かったので、その線をたどってみると、次の高橋地区防塁で、防塁なるものの実態が見えてきた。
更に、その次の地点を探ると、よく整備された二重掘りにたどり着き、ここで阿津賀志山防塁の実感を得たような気がした。
このことを家人に話したが、感動している感覚は伝えられなかった。