「君が代」を歌えるようにするとした効果
2008年 04月 01日
先日、「教育基本法改定による効果」という題で、公表された学習指導要領改定案が、修正されて告示されたことについて、教育基本法の改定とかかわっている事を指摘してみたところだった。
その中の小学校音楽で君が代を「歌えるよう指導する」と特記されたことと関わる記事があった。この効果は、卒業式に歌えなければ、告示という法律行為に対する違反となるという具体的な評価場面が可能になったということだと書いたところだった。
記事は、「君が代不起立20人を処分 都教委、教員は不服請求へ」との見出しの共同通信の記事だ。処分はタイムリーだ。教員は不服請求されたそうだが、学習指導要領は28日に告示された。理念の問題ではなく、告示違反ということでの見せしめだろうか。
「君が代不起立20人を処分 都教委、教員は不服請求へ」共同通信 3月31日
記事内容
東京都教育委員会は31日、3月の卒業式で校長の職務命令に従わず、君が代斉唱時に起立をしなかったなどとして、教員20人を停職や減給などの懲戒処分にした。処分を受けた教員の多くは「教職員や生徒に日の丸・君が代を強制する暴挙だ」として、都人事委員会に不服審査請求する。都教委によると、停職6カ月が2人、減給が9人、戒告が9人。学校別では都立高が15人、特別支援学校が3人、公立小中学校が2人。