これは、馬場桜の視点で、東側を観た所である。他の方面はややゆとりがあるのだが、こちらの方面は、桜の木から直ぐに道路になっている。この道路は、昔からの道路で、南北に走る村の中心道路である。アスファルトになっているというだけでなく、下水道も通っている。また、ご丁寧なことに、桜の際まで、アスファルトが敷かれている。本来の道路部分よりも桜の際まで敷いてあるのは、美的に良かれと思ってのことのような気がする。向かいの家は、土で根が張りそうだが、そこに行くまでにこの道路で寸断される。安達太良川の水質の変化の様子から下水道は必要ではあるが、馬場桜と共存するには、ここでない所を通してほしいと勝手に思ってしまう。
もし、枝が張った部分と同じぐらい根が張る空間がほしいとするならば、この道路は致命的である。説明板にある桜が、生き生きしていて、しかも道路が土の状態というのは、因果関係が無いとはいえないだろう。無茶な要求が許されるなら、ここのアスファルトを剥がし、下水道を迂回させることはできないかと勝手なことを考えてしまう。